園長インタビュー

【太郎さんのここが聞きたい!】 VOL.57 森の学び舎はアフターコロナ後の学校のモデル!?

各地に非常事態宣言が出て、学校や塾が長期の休校を余儀なくされましたが、海外では早速ネットなどをつかって、自宅学習ができやすい環境が整備されました。勉強は家で出来るなら、学校に求められるものはなんなのか?フリースクールの園長はどう考えているか聞いてみました。

 

太郎:前にも話したことがありますが、小学校6年間の算数は、フリースクールで特に授業を受けなかった子が高校生の時に、1日2時間、12日、24時間で終えられたそうなんです。

 フリースクール育ちは考える力があるのであっという間に終わるというのもありますが、既存の学校が授業に時間をかけすぎています。では、いったい、何を教えているのか?僕は学校は日本という国に税金を納めてくれる人を育てていると感じます。

 ただ、コロナがなくても日本の教育現場はいっぱいいっぱいの状態でした。

 今回の件で、ネット学習の導入がすすめば、その教育現場の大変さを打開してくれる可能性があります。

 いままで、学校の各担任がしていた授業を、算数や数学者、国語は言語学者とか、その道の研究者でお話が上手な人が先生をすればいいんです。全国、等しい授業がうけられるし。

 それで、質問やフォローをそれぞれの地域の学校の担任がうけもてばいい。

 授業は教室の黒板じゃなくて、画面の人に教えてくれる。それだけで先生の仕事量が減ります。教科書はいらない。タブレットが教科書でノートに。試験をすればどこがわかっていないのか個別にデータが集められて、そこを担任がフォローするんです。

 コロナで、オンライン学習普及すれば、学校はなんのためにいくのか?考える人がふえるかもしれません。勉強のために学校にいく時代が終わるかもしれないんです。

 まあ、全国で同じ先生でなくても、学校単位でも専門の先生が教えるのはいいですよね。

全教科をみなければならない先生のプレッシャーが少なくなる。ネットで一斉に専門だけ教えるようになれば、別のことに時間が使える。そうすれば、先生自体の時間の使い方や先生の家族の幸せが変わる。学校の先生になりたい人もふえるかもしれません。

 

「学校が学ぶところでないなら、何をするのでしょうか?」

太郎:人間を育てるところです。タブレットではできないことを学ぶ場所。

 タブレットで学べないのは感性です。学校は人間の感性をつちかっていく場所であってほしい。学校は遊び時間と給食だけになるってのはどうでしょう。

 

「それ、森の学び舎じゃないですか。(笑)実際、学校にいかなくても家でいくらでも勉強ができるように整備されるなら、フリースクールはあたりまえになってくるかもしれませんね。そうなると、学び舎の教育モデルは今後更に注目されるとおもうのですが、何が大事だと思いますか?」

太郎:僕らが大事にしているのは今やりたいことが1番目ということです。

 共通のゴールがないから、どの子が優れているとか、比べるテストはありません。

 やりたいことをのばしていく場。それは、夢に一番早く近づく場です。

 自然の中で、知性ではなく感性を育てている。生きる力をつける場なんです。

 そこにはノウハウはありません。

 教えなくていい、子供に手をかさなくていい、大人と同等です。

 もし、これが日本の教育が変わるタイミングになるなら、コロナもただの悲劇だけではなくなると思います。

 

「でも、日本中が森の学び舎みたいになったら、太郎さんの学び舎はいらなくならないですか?」

太郎:いいですね。「日本中が、今やりたいことが一番になる!」そうなったら最高です。それに、もともと、僕らがしていることは、昔の日本の子供達は普通にしていたことだったんです。それが、人の感性を育てるのに必要なのにできなくなったから、つくっただけで。

そうなれば本望です!

 

このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

 

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