先日、高速のパーキングエリアで、ヒッチハイクの方にであったのですが、ふと、ヒッチハイクの成功の秘訣と、乗せるほうも乗せられるほうも、リスクの回避について気になりました。そこで、ヒッチハイク経験者の太郎さんに、体験談と成功の秘訣などお伺いしました。
太郎さん:ヒッチハイクの成功の秘訣は、ビジネスと一緒なんですよ!
「!!!!!え?どういうことですか?」
太郎:紳士淑女じゃないと駄目なんです。心の状態は姿かたちに現れるというでしょ。
乗せる側にたって考えてみてください。狭い空間で、臭い人乗せられますか?
スーツを着ろとはいいませんが、なるべく小ぎれいで、こざっぱりすることが大事です。
多分、どこへ行きたいかの看板ももつと思うのですが、この字も丁寧に書いたほうがいいですね。
すべては、第一印象なので。
だから、停まってもらったら、まず、笑顔で挨拶とお礼です。
「こんにちは、ありがとうございます!」
「なるほど・・・・。見た目、礼儀正しく、挨拶。ほんとだ、ビジネスマナーの基本ですね。」
あとは、車の中での会話なんですが、やっぱり相手に合わせますよね。あーでも、嘘はつかないほうがいいですよ。
一回ね、北海道でヒッチハイクしたのですが、車に乗ったら思いっきり、阪神ファンの車だったんです。
で、当然きましたこの質問!
「兄ちゃん、野球はどこのファン?」
阪神以外言えますか?今から考えれば、野球、よくわからないって言えばよかったんですが・・・。
中途半端に知ってたんで、嘘ついてしまったんです。そしたら、来ましたこの質問。
「誰が好き?」
「真弓・・。」
「渋いなあ。」
結果、とっても気に入られて、一泊して巨人阪神戦を見に行くところだけど、層雲峡温泉にとまるんで、旅費もつから一緒にどうかって、誘われたんです。その結果、僕が言った答えはこうです。
「申し訳ございません。先を急ぎますので。」
ヒッチハイクで先を急ぐも何もないですよね。(笑)
話をある程度あわせるのはいいけど、嘘は駄目です。自分が苦しくなりますからね。
でも、そのあとも、いろんな人によくしてもらって、
家に泊めてもらったり、フェリーで食べるお弁当やおみやげもらったり、遠くまで僕を車で送るのに、帰り道、眠くならないよう、息子さんがわざわざ彼女呼びに行ってくれたり・・・。
「見も知らぬ人のためにですよね。なんていう親切な人達。」
本当にありがたかったです。その話を子供たちにしたからか、学び舎の子達がスタッフと一緒にちょっと遠い公園に行ったとき、交通費が足りなくなって、ヒッチハイクで帰ってきたことがありました。
「リスク管理はどうしていますか?乗る時も、乗せる時も」
感覚を養うしかないんですが、2秒で判断します。正直、見た目です。旅で泊まる宿を決めるのと同じ感覚ですね。乗せる方も同じです。ちょっとでも嫌なら断ればいいんですよ。
日本はまだ治安が良いから禁止されていませんが、アメリカやオーストラリアでは州によって禁止されているところがあります。強盗事件とかありましたからね。
暖かい人との出会いが待っているかもしれませんが、やはり危険も伴うヒッチハイク。女性はさらに露出の高い服を着ないことはもちろんのこと、身の安全を確保できないなら、お薦めはできません。のせてくれた人にお金を払うのも違法行為となります。また、親切にしてもらったからとSNSで勝手に写真をあげるのも、相手に迷惑がかかるときがあります。何がだめなのかしっかり調べた上で、乗せてもらうときは、最低限のマナーを守ることが必要ですね。
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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