太郎さんが、夏のオーロラ旅から帰ってきました。SNSには見事なオーロラの写真が公開され、興味を持たれた方も多いと思います。前回、太郎さんが脅威の晴れ男で、リアルに映画「天気の子」のようにそれを仕事にしようかという話がありましたが、オーロラを観るツアーには欠かせない存在で、現地ガイドに「オーロラに愛されている男」と呼ばれているとか。そんな太郎さんが企画する次のオーロラ旅について伺いました。
太郎:実は次は、もう日程も決まっていて、2020年3月27日から31日まで。春休みを利用したツアーですが、イエローナイフは-20℃極寒の世界で、『子供のオーロラツアー』を考えています。
子供だけですか?
太郎:子供の心を持った大人も参加できます。詳細はこれからですが、犬ぞり、イグルーという現地のかまくら作り、罠をしかけた狩り、インディアンに会いにいってもいいし、オーロラの下で大きな焚火をして火遊びとか楽しいんじゃないかな。厚さ1m以上はった氷の上での焚火はそうそう経験出来るものではないです。
あれ?オーロラ旅なのに、オーロラオーロラしていないんですね?
太郎:子供ってあまり、美しい景色に興味ないんですよ。もちろん、「きれい」って感じるのは感じてますが、一瞬で。
そういえば、アフリカの花園旅の時もそうでしたね。子供達は一瞬綺麗とは言うけど、そのあとは、土いじりに夢中でした。景色を楽しむって感じではなかったな。
太郎:大人は、オーロラなんて一生に一度しか見られない貴重な機会と刷り込まれていますよね。だから、せっかくだから、いっぱい見ようって思うんです。子供は、そんなの関係ないので、ともかく、今楽しいのがいい。
僕だって、子供の頃、家族で秘境の温泉とか連れていかれたら、嫌でしたもん。子供は山菜や川魚よりゲームセンターのある宿の方が嬉しかった。
だから、犬ぞりとか、昼間楽しめるアクティビティが多い春が子供にはおすすめです。
何歳から行けるのですか?やっぱり、森のようちえんや学び舎の子供達が中心?
太郎:親と離れて泊まれるなら何歳でも大丈夫です。親同伴でももちろん構いませんし。
犬ぞりだけは、5年生以上で、身長が150㎝以上ないと操縦できませんが。
今のところお申し込みは外部の方が多いです。この機会に自然学校の体験をさせてみたい方とか。
森の学び舎の子たちは日常で自然を満喫してますしね。
でも、-20℃の世界はなかなか日本では体験できません。極寒対応の重さ10kgもある服を着るのとかだけでも面白い体験です。もちろん、景色だって、最高です。琵琶湖の40倍の大きさの湖が真っ白に凍るのですが、地平線水平線ならぬ、氷平線がみられます。
オーロラは夜見るんですよね?時差があるから眠たくならないのかな?
太郎:イエローナイフは夜10時くらいまで明るいんです。だから、オーロラツアーは夜11時に出発して、見ごろは深夜2時くらいです。もちろん、時差があるので、日本では夕方の時間くらいで日本人にとっては身体が楽ですよね。でも、子供は時差とか関係なくて、暗くなったら寝るんです。
だから、僕の仕事は、オーロラが出たら子供を起こして回る事ですね。(笑)親は、もう興奮して、大変ですから。
ブレイクアップ(オーロラ爆発)したオーロラって、写真からでは想像ができないくらい、むちゃくちゃに早いスピードで動くんです。太陽のエネルギーの凄さを感じられる。オーロラのカーテンの真下にいる時、そして、しばらくして、カーテン全体が見えるとき、それはそれは、見ごたえがあります。
大人はやっぱり感動しますね。ここにたどりつくまでにドラマがあるから。家族をおいてきた、仕事を休んだとか。オーロラを観たい夢を叶えるために・・・。
そして、僕は、そのオーロラを観る夢を叶えたお客様が光り輝くのを見るのが好きなんです。
人間の感動のエネルギーの放電は、僕にとってはオーロラ以上に美しく、見飽きることがありません。
では、来年も当然大人向けのツアーも?
太郎:来年はちょっと面白いことを考えていて、リピーター向けになるかもしれないんですが、
場所を変えてノルウェーに行こうかと思っているんです。
イエローナイフでギネスブックにのるくらいオーロラをみている現地ガイドさんが、絶賛するオーロラファン憧れの地がノルウェー。フィヨルド、街並み、と一緒に楽しめるんです。でも、晴天率が低い場所で、
僕をつれていけば見られるかどうか、本当に晴れ男なのか、試してみようツアーを組むことになったのです。
だから、その辺の事情を受け入れてくれてい、僕らの関係性を面白がってくれるお客様対象ですね。
2020年3月の子供向けツアーの詳細はこちらから>>>
2020年9月に行ういつものオーロラの旅はこちらから>>>
定員まであと半分くらいかな。
ノルウェーのツアーはしばらくお待ちください。
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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