【空飛ぶ園長コラム】『学び方の多様性』

こんな問いをしてみよう。

「体力」をつける時どうしたらいいですか?

多くの人は、歩くとかスポーツをするとか答えます。もちろんほかにもあります。

次の問いはこんなもの。

スポーツはどんなスポーツがいいですか?

ある人はテニス。ある人はマラソン。またある人はバスケットボール。カバティとか、クリケットと答える日本人は少ない。なぜか?  イメージができないからだ。体力はつくんだろうけど、トレーニングの方法もルールもわからないから。

でも体力はつくんだろうなって思うわけです。

では、次の問い。

「学力」はどうやったらつくんですか?

勉強をする。
と答えるでしょうね。
それ以外の方法は? 思いつかないから。
イメージがつかないからなんだろうと思います。

では、もう一つの問い
宿題がない方が学力が伸びた国がありますが、どう思いますか?

「???」
どんな方法で? 塾に行ってるの?

自分がやったことのない学習方法はなかなか受け入れがたいものなんだろうなって思います。

体力をつけるスポーツに種類があり、好きなものを選べるように、学力をつける勉強の方法が選べたらいいのに。

その一つが、さつきやま森の学び舎&ようちえんなどのやっているオルタナティブ教育(独自の教育方針を持った教育)なんです。

オランダなどでは、スポーツを選べるような感覚で、学習方法が選べると言います。

いずれ日本でもそんな日が来るかもしれない。でも動かないと始まらない。だから、私たちは教育の一つの選択肢となるべくさつきやま森の学び舎&ようちえんを運営し続けています。

だから、ここが合う子どもと、合わない子どもがいる。

それが当たり前なんだと思います。

オルタナティブ教育やフリースクールと言われるものが万能なわけではない。ただの選択肢の一つだと思っています。だから試してみないとわからない。

途中退園の子どももいます。それは事実です。だって、選べるんだから。もちろん運営的には残って欲しいって思います。でも、子どもたちがさつきやま森の学び舎&ようちえんよりも別の教育方法を選ぶのならそれはそれでいいことだと思っています。

また戻って来ることもあるだろうし、いた時間が無駄になっているわけでもないし。

息子たちのためにと思って作った園ですが、今は多くの子どもたちのためにと思っています。

みんな、私の可愛い子どもたちですから。

空飛ぶ園長  木村太郎

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