園長インタビュー

【太郎さんのここが聞きたい!】 VOL.58 日本は80年周期で価値観がぶっ壊されてきた

森のようちえんも学び舎も3月1日から休園、野外遊びはしてたものの、
春休みからは大阪府からの休業要請、非常事態宣言、県をまたいでの行動を制限をうけて
インタビューした5月14日現在はお休み中です。

「森のようちえんも休業要請されたのですか?」

太郎:いや、床面積とかでは、クリアーしているんですよ。実際、他の森のようちえんで、保護者が完全に送り向かいでやっているところもあるし。

地域によってやりやすい場所とやりにくい場所があります。感染者0とかだとやりやすいですが、大阪は特定地域だし、やりにくいですよね。

特に、僕のところは、遠距離通学の子がいたので県外移動になるでしょ。

今の社会情勢は、

はみ出た行動をするとSNSでたたくから、誤解を生む行動を避けたかった。
一部をきりぬいて、拡散されるのも嫌だし。

だいたい、勉強をする学校ではないので、カリキュラムとかの問題がないから、春休みを長くして、入園式を6月にずらしたぐらいに思っています。

たけのこ掘りや、潮干狩りにいけなかったのは残念でしたけどね。

夏休みもけずりません(笑)。

 

「保護者の皆さんはどんな感じですか?」

太郎:先日、ZOOMで飲み会ひらいたのですが、結構、「幸せな時間だ。」って反応が多いですね。

いつもだったら、時間に追われるけど、テレワークでご主人も家にいてゆとりをもって、家族と過ごせるし。

「子供は?」

太郎:外で遊べないのでストレスな子はいるでしょうね。
外で遊ばなくていい、インドア派の子には影響はないと思います。

解除されたら、園バスを風通しよくしたりして、再開はするつもりです。

マスク着用は、気温が上がる中、熱中症の危険があるし。
川遊びの時はかえってあぶないし。そのあたりはこれから考えないと駄目ですね。

「経営の方は大丈夫ですか?」

太郎;会社組織にしてありましたから、学び舎もツアーの方も、国からの補償が下りるので
運営は夏休みぐらいまで休んでも大丈夫にはなりました。余ったら子供達が安全にいられるような環境整備につかおうと思っています。

「では、太郎さんは何しているんですか?」

太郎:ブログ書いたり、動画つくったりしていました。あと、ズームで朝活。2週間前からはじまったのですが、朝6時から朝活。これが結構毎回、満員なんですよ。そうそう、ここで面白い話を聞きました。

4,5年前から日本がもうじき大転換を迎えるって話していた人がいて、その根拠が、日本は80年周期で大きな節目を迎えるからだったそうです。明治維新とか、太平洋戦争で軍国主義から民主主義とか。で、コロナがそれにあたるって。そう考えると、もう元にはもどらないから、今は地に足をつけたらいけないって。新しい価値観に対応できるよう、心のフットワークを軽く生きようって話。

新しい時代の価値観が生まれ、

新しい時代の教育が生まれようとしています。

固定概念が邪魔になる。

前から言っていることですが、

これからは一層、親は自分の考え方、価値観を子供達に与えないほうがいいと確信しました。

新しい考えにふれる環境はあたえるけど、選んでも選ばなくてもそれは子供次第。

 

「コロナがもたらす新しい価値観ってなんだと思いますか?」

太郎:コロナのメッセージは

「みんな一緒!がよくない。」

ですよね。

でも、今までの日本の教育は、

「みんな一緒に」

でしたよね。

平準化しようとしていた。

平準化があるから、横ならびで。みんなと違うといじめがあったり、競争したり。

だいたい政治家からして平準化の価値観から抜け出せない。

均等に10万くばったって、東京都地方では価値が全然ちがうっていうのに。

9月学校開始説だって、世界に平準化しようという発想だし。まあ、9月基準はアメリカがそうだって話で、世界基準でもなんでもないんですが。

だから今の子は受け身ですよね。学校から与えられる勉強をするだけで。本当に学ぶ面白さを知らない。

 

森のようちえんではずっと言ってきましたが、

「みんな違っていい」

のです。

そういう価値観が浸透すると、

自分のやりたいことがみつかりやすくなって、
必要な勉強をするだけになる。

そのときに必要なのは、自分で考える力。

なんの勉強したらいいのか考える力です。

与えすぎていると考える力がつかない。

 

今は、何もない。勉強にも遊びにもいけない。

考えないとつまんないから、何かみんな考えています。

退屈があたえられるとクリエイティブになるんです。

森のようちえんや学び舎の子は、別に今まで通りなんで、なんの影響ないですが。

 

「時代が、やっと太郎さんの価値観に追い付いてきたんですね。どんな気持ちですか?」

実は、なんとも思ってないんです。

ただ、80年説が本当だったら、大変革の体験中なんだなって思うだけで。

変革に身をおいて、だんだん、世の中がかわりゆくさまをみながら、

今を楽しんでいます。

このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

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