園長インタビュー

【太郎さんのここが聞きたい!】VOL.111 「久しぶりに今後のエコツアーの話をします」

太郎さんが、自分からエコツアーについて、今、どう思っているのか語ってくれました。
そこにはコロナ禍だからこそ、気付いたこと、そして、今後どうしていきたいかが語られていました。
太郎: コロナも落ち着いてきて、そろそろ、ツアー再開しようとしたらですね、なんだか、モチベーションがわかなくなっていたんですよ。
山田「!!!太郎さんがですか!」
太郎:理由は分かっているんです。学び舎が黒字化したからです。
以前は、学び舎の運営が赤字だったから、エコツアーで稼がなければならなかったんです。それが、半分くらいの原動力になっていたって・・・。
学び舎が黒字化して、コロナで海外に行けなくなって、気付いたんです。
山田「流れの中にいると気付かないですものね。」
太郎:以前のような形ではしたくないって思って、どんな形のツアーなら僕が行きたいのか、アイデアが降ってくるのを待っていたら、本当に2日前に降りてきたんですよ。
山田「知りたいです!」
太郎:まだ、イメージ段階なのですが、プロモーション動画を作ってみました。
プロモーション動画はこちらから>>>
山田「鳥肌立つぐらい良いですね!」
太郎:今までの旅は、オーロラを見るのが目的、マチュピチュに行くのが目的、花園に行くのが目的でした。
でも、これからの旅は、「自分が主役」、行った先で、自分らしい心地良い時間を過ごすのがメイン。
そこで、オーロラも見れるかも知れない。ぐらいの感じです。
山田「やっきになってオーロラを見に行かないってことですね。」
太郎:まあ、見られるんでね。それより、ゆったりする時間を優先させます。
マチュピチュもそうです。マチュピチュは一大観光地で、もう、ゆっくり過ごすことは不可能なんです。
出来ないことだらけ。混んだ、美術館みたいです。
だから、ペルーにある、現地ガイドだけが知っている、日本人にまったく知られていない遺跡をめざして行くツアーとか面白いんじゃないかって。
未だに、インカ時代の用水路が生きていて、水がちゃんと流れている遺跡があったりするんですよ。
そこで、コーヒーのんだり、本読んだり、ヨガしたり、踊ったり。
山田「そんな所、あるんですね。」
太郎:京都に伏見稲荷もあるけど、ガイドブックにも載っていない、知る人ぞ知る、小さな神社があるのと同じです。
誰も、何も言わない、何千年の時を刻む遺跡で、自分と向かい合う時間を過ごすってよくないですか?
もちろん、マチュピチュに行きたい人は連れて行きますが、それが目的にはしないんです。マチュピチュはおまけぐらいで。
山田「ものすごく、良いです。」
太郎:何かを変えないと駄目だと思ったんです。自分が面白くないし。稼ぐために行く必要もないし。
これも、中高部の子と一緒ですが、アイデアが降りてくるのを待っていたんです。すると、僕が本当にやりたかったことを少人数でやれば良いって分かったんです。そして、現地のガイドがすすめる素敵なところにいって、人生をブラッシュアップする時間にする。
メインは
「あなたと仲間で最高の空間をつくる」
旅。
そんなツアーだったら、世界中から参加できるし、今はズームで行く前から、参加者同士が繋がれます。旅の前から、お互いのことを知っておけるし、ツアーをどうしたいか話すことも出来る。
今年は国内、海外は来年春以降かと思っています。
山田「国内は場所決まっているのですか?」
太郎:僕のホーム、上高地です。ここに、10月のある日、ある一定の条件が決まった朝7時から30分にある奇跡がおきるんですが、それを見に行くツアーです。
山田「それは、一体なんですか?」
太郎:「岳」という漫画にもでてくる「奇跡の木」です。
一年に一度、氷点下になった朝、無風なのに
滝のように葉っぱが落ちる桂の木です。
静かに、しんしんとふる雪のように・・・。
あっという間の出来事で、チャンスは一年に一度だけ。
これを企画しています。
自分が旅人としてやりたいことを詰め込むことにしたんです。普通の旅はもういい。僕が僕らしく楽しめる環境をつくる。
学び舎は、中高部を作った段階で一つ完成したので、今度は旅にとりかかります。
太郎さんにしかやれない旅。世界中の絶景を旅してきた太郎さんが、やりたいことを
一緒に体験したい人は、必ずいるでしょうね。アフターコロナの太郎旅、第2章スタートですね!!!
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

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