太郎さんといえば園長、旅、そして山。かつて「上高地の伝説の山岳ガイド」だったのはよく知られています。今回は、そんな太郎さんが趣味と実益をかねてつくったトレッキング部の話題です。
「トレッキング部をはじめられたということですが、きっかけはなんだったんですか?」
太郎:僕は山登りが普通に好きで、気楽なサークルに入ろうかとおもったのです。でも、僕が入ると、プロ野球の選手は草野球のチームに入る感じになってしまう。みんな、どうせ山登りするなら山や自然の知識がある人と登りたいだろうし、だったら、自分でつくって、なんなら、仕事にしてしまおうって思って。
「今までなかったのが不思議なくらいです。しかも、参加費、安い!2,160円。どうしてですか?」
太郎:海外エコツアーのお客様を育てる意味もあるのです。本当に素晴らしい経験ができるのですが、ペルーの山でのテント生活に申し込める人は少ないですからね。
「トレッキングということですが・・。」
太郎:そうです。山登りには、重装備で頂上をめざすピークハンター達のクライミングと、山頂を目指さず、植物や残雪など、山の景色を楽しみながら歩くトレッキングがあるのです。僕が好きなのは後者の方。
手始めに初心者でのエスケープ、つまり下山しやすい京都トレイルからせめていこうかと。東山、西山、北山エリアがあります。
そして、六甲山、高野山と行って、
12月には屋久島ツアーを考えています。
「12月の屋久島?」
太郎:一年に一回しかない初雪を見に行くんです。実はベストシーズンなんですよ。ゴールデンウィークだと1日1000人の入山者がいて、絶景ポイントも順番。写真とったらすぐに退かなければならないし、トイレも長蛇の列です。
12月は一般的にオフシーズンなので、宿は安いし、現地ガイドは頼みやすいし、入山者も20人とか。
トイレもすいてるし、ほとんど貸し切りです。
屋久島は台風銀座で、夏から秋にかけてはツアーが中止になることが多いですが、12月はそれがまずないですしね。
12月といっても、屋久島はあたたかく、本州の秋山登山くらい。雪がつもっても1~2cmぐらいです。
冬山の経験がなくても大丈夫。装備も登山靴の裏に滑り止めするぐらいです。
「12月の屋久島!いいですね。」
太郎:そして、来年5月下旬は上高地にいきます。ここはこの時期が最高なんですよ。ゴールデンウィーク明けで、人は少ないし、花が咲き、雪が残る山々が綺麗で。
「さすが、伝説の上高地の山岳ガイド!花が好きだし、こちらの方が興味あるなあ!」
太郎:そして、再来年はペルーで10日間のトレッキングツアーです。
「トレッキング部に入ると特典もあるんですよね?」
太郎:アウトドア用品の買い物同行ですね。通常、10000円くらいかかりますが、特典で1時間2000円でご一緒します。僕の交通費とお茶代ですね。
行く場所によって、どのくらいの装備が必要かなどアドバイスします。
雨具一つとっても値段が7000円から30000円と全然ちがうんです。安いものは安いなりで、サウナスーツみたいに暑くて蒸れる。ゴアテックスとかよいものは、外からの雨は通さずに、内側の湿気を解消してくれる。昔から、登山している人間からするとこの快適さは天国です!
Tシャツも大事で、水分を含みやすい綿ではなく、速乾性のあるやつを選んでおけば、身体を冷やさずすみます。
装備の良し悪しで、山での快適さは大きく変わりますからね。とても大事です。
どうやら、とてもお得なサークル活動のようです。お申し込みはこちらのサイトからアクセスください!
↓太郎のトレッキング部
こちらより>>
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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