こんにちは。空飛ぶ園長の木村太郎です。
次回の空飛ぶ園長インタビューは、前回の関西で起きた地震についてだったんです。そしてその記事が出る前に今回の豪雨災害が起こりました。
そんな中、森のようちえんの保護者、友人などから、「太郎さんの持っている防災用品ってなんですか?」という質問をよく受けています。
次回の記事に合わせて、装備についても紹介しようかと思ったのですが、今回の災害を受けて早めに紹介した方が良いのではないかというふうに思い、今回記事が出る前に装備の紹介を始めたいと思っています。
まず最初に紹介するのは、「浄水器」。
よく行政から言われるのは、三日間分の食料と水の用意をしてくださいという話です。簡単に必要な水の量を計算してみると…
【子供が2人いる家族の場合】
1人1日3リットルと計算すると、家族で3日間に必要な水の量は36リットルになります。これは2リットルのペットボトル18本分になります。重さで言えば36キロ。さすがにこれをもってそれ以外の装備を持って逃げる事は私にも無理です。
私自身が、無理なく子供たちを連れて歩ける荷物の重さは、15キロと考えています。というふうに考えると水すら持って逃げることができません。
そこで私が持っているものが、写真の浄水器です。重さはこれで約300グラム。さらに浄水できるのは150リットル(水の状態により減ることがあります)。これだけあれば、家族4人で2週間近く最低限の水が加工できることになります。
お風呂に貯めた水のほとんどを浄水できると言う家もあるかもしれません。井戸水や川の水にも対応しているそうです。実際に、タイの山の中の沢の水を浄化して飲んだことがありますが、問題ありませんでした。
さらに交換用のフィルターを買えば、何家族分の水が確保できる可能性もあります。
このように、今の登山用品などは軽くしかも高性能であることが多いです。
これを持っていれば、長蛇の列ができる給水車に並んで水を確保する必要がなくなるなんてこともあるかもしれません。特に小さい子供のいる家族にはありがたい装備かなと考えています。
この紹介している浄水器以外にも様々な浄水器がインターネット上で売られています。中には1つのフィルターで4,000リットルもの水を浄化できるなんていうのものもあります。
自分の家族、守りたい人、そして避難のスタイルを見極め購入していただければ良いのではないかと思います。
またこういった装備を一度に見れる防災講座も企画してくれという話が来ています。もし開催を希望される方がいたらご連絡いただければ日本全国どこにでも伺ってお話しをしたいなと思っています。そしてその時は実際にこのような防災グッズも使ってみようかなと考えています。
今後も定期的にこのような防災グッズの紹介をしていきたいと思います。わからないことや質問があったら、コメントいただいたり、「空飛ぶ園長」で、ホームページを探していただき、そちらのお問い合わせフォームからご連絡いただければ、記事の中にその答えを載せていきたいとも考えています。
まずは自分の命を守ること。
そして避難生活をいかにストレスなく過ごすか。そのことを考えながら、防災について考えていただければと思います。
空飛ぶ園長 木村太郎
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