こんにちは。オトの日担当のひとみんです。虹色クラスオトの日の様子をお伝えします。
朝、まだハウスに着いていないメンバーを待つ間、好きなゲームの話で盛り上がる男の子。
スタッフのさっちゃんは、先日河原で拾ったビーチグラス(波に洗われて角がとれた丸っこいガラス)を使って何かきれいなものが作れそう!と、工作をはじめました。興味を持った子たちが集まります。
今日のメンバーが全員集まったところで、朝のミーティング開始。
今日は私の思いつきで、いつもやっている「やりたいこと」ミーティングを紙に書いてやりました。
言いたいことがある人は、サインを書いてもらって、順番に話します。
さっそく・・と、サインにとどまらずお絵かきに夢中になる子も。
「最近自分のサイン考えて作ってん!」というメンバーが、大きなイラストの凝ったサインを書いていました。サインを書き上げて達成感。言いたいことを忘れてしまいそうでした(笑)
「放課後、みんなが僕の家へ遊びに来るときにちゃんと来れるかどうか、気になってるからあとで確認したい」
「今日新しい本もってきたから皆も読んでいいけど、きれいに使ってね」
「今日は鬼ごっこして遊びたい!」
「ウクレレを練習して曲が弾けるようになりたい!」
順番に話してみんなの状況を確認したところで、さっそく今日の目的地へ。
楽器がたくさん入ったキャリー、めっちゃ重いのに面白がりながら引っ張ってくれます。反対から押してみよー!と運び方を試しながら。たんぽぽ(ようちえん)クラスの子も運んでくれるけど、さすが虹色クラス、力持ちでぐいぐい進みます。
目的地の公園に到着してキャリーから楽器を出します。出したそばがら自分がイン。
どんどんイン。
キャリー電車。
どこまでも〜。
楽器に戻ってきて。「この太鼓なんの皮!?」
「ニシキヘビやで〜」「すごい、ウロコもついてるー」
今日はトランペットを持ってきました。オイルを差していたら、「それなに?」と興味津々の彼。オイルの差し方を教えたら、上手にオイルを塗って、バルブ部分(押したら音階が変わるところ)の滑りが良くなりました。
ウォッシュボード(洗濯板の楽器)を鳴らす女の子。
スピーカーも持ってきました。好きな音楽をかけよ〜。
順番に音楽をかけるとそれぞれの子の好みの曲が聞けるので面白いです。
「千本桜」を踊ったり、「六甲おろし」を何度もうたったり。
阪急電車の発車音をききたい!となり、発車音特集をきいたり。
あらためて聞くと、リズムや音の並びが不思議で、真似して弾くのがむずかしかった。
お客さんの耳にとまりやすいように不思議な音楽にしてるのかな。
自分の好きな曲で踊れる子から、踊りを教えてもらいました。
今度クリスマス会とかでやりたいねー!とテンションがあがります。
音楽ききながらランチタイム。今日の駅弁は・・。
「下松」駅。さてなんと読むでしょう。山口県のほうです。
音楽パレードはじまりました!思い思いの楽器を持って、鳴らしながら〜。
しばらくすると他の学校の子たちが公園に遊びに来ました。
一人のメンバーが全然知らない子達めがけてメガホンで「こんにちは〜!」と挨拶。爆笑するほかのメンバー。
そのうち新しい遊びをおもいつく。目をつぶって知らないどこかへ連れて行かれる旅!
到着するまで目を開けたらあかんでー!
グルグル〜といろんなところへ行って、到着。
さぁ、ここはどこで、どっちを向いているでしょう。
音楽が聞こえるから、楽器のちかく?
いや、子どもの声が聞こえるから、さっきの学校の子たちがいるところのちかく??
おもしろいのか、ハマってなんどもやります。
音が聞こえなくなった!遠くまできた?
あの建物のうしろじゃない??
帽子で顔を隠しながら、手触りや音でたしかめていました。
楽器エリアでは、ミュージックソー(のこぎりの楽器)を弾こうと、楽器の準備中。この楽器、鳴らし方がバイオリンと似ています。バイオリンを習っているこの女の子は手慣れた様子でマツヤニを塗ります。弓の滑りがよくなりました!
自前のバイオリン。バイオリンってむずかしそうなイメージがあるけど、上手に音を鳴らしていました。
今日は楽譜も持ってきて。「メリーさんの羊」はじめ、4曲披露してくれました。
近くの河原まで降りていき、たたかいごっこ。持ってきていたドラムのスティックが剣に変わります。
自分のペースで好きな楽器にふれていく。
メガホンは、声を出すだけじゃなくて、手にはめたり、砂を入れて運ぶ道具になったりしていました。
ふいにはじまるキーボードとジャンベのコラボ。
キャリーの人気も衰えず。今度はスタッフのさっちゃんが乗りたい!と言ったら、「じゃあひっぱったるわ」と男の子。
「子どもより重い〜!」
「ただ運ばれるだけやけど、楽しいな〜これ!」
坂道に挑戦。ほんといろんな遊び方をしながら、ものの扱い方を覚えていけるなぁ。
今度は野球!音階スティックをバットにしてボールを打つ!
スティックによって打ったときの音が「ド」になったり「レ」になったり「ミ」になったり(笑)
スピーカーから流れる曲に合わせてピアノで音とりをして、だんだん弾けるようになってました!
テルミンという電子楽器とジャンベ(太鼓)を一人で同時に鳴らす。「一人で合奏してるで!」
聴診器で木の音きけるかな?
遊べる時間があと残り10分!となったところで、「ケードロがしたい!」と子どもたち。
でも、ケードロの条件は「大人がドロボー、子どもたちが全員警察」ということでした。
大人(スタッフ)組は、「えぇー!それじゃこっちは人数が少なくてすぐ捕まるから面白くない!じゃんけんとかで決めたい〜」と抗議。
子どもたちも自分たちの条件を譲りたくない。でもどうしても大人と一緒にケードロをしたいから、どうしたものかと滑り台の上へ行って子ども会議。そこで出た案を大人に伝えに来ては「納得いかない〜」となり平行線。そんなやりとりを繰り返しながら、子どものなかでも意見がわかれたりして。最終的に「僕は大人組に入ってドロボーやっても良いな」という子が現れ、大人もそれなら人数が増えるから面白い感じがする!ということで、最後の10分だけケードロをすることになりました。
お互い譲らず自分のところを伝えあって、全員がOKとなったケードロ、白熱しました。
振り返りの時間では、最後のケードロが一番おもしろかった!と。今日はオトの日やってんけど(笑)
でも、私もたしかに面白かった。
意見がわかれるのはスリリングだけど、おもしろポイントでもありました。
合わせて妥協して・・という合い方ではなく。
違うもの同士が鳴り響きながら、だんだん混ざって、合っていく。
最近自分が考えていたことに、
誰かに”合わせて”鳴らす音楽と、鳴らしながらだんだん”合っていく”音楽があるんじゃないか、
ということがあって、そこにも繋がる感じがしました。
話し合いも、音楽もいっしょや!
まさに「打ち合わせ」やなー
と、たのしかったオトの日でした。
ひとみん
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