【虹色クラス】2017年6月6日(火)~テーマの日~

こんにちは。ひとみんです。今日の虹色クラスの様子をお伝えします。

今日はテーマの日。日本全国の駅に降り立ちたい!という夢を持った子が、
「まずはどのルートから行くか」を発表しました。めっちゃスケールの大きな夢だけど、
聞いていると具体的な駅名がどんどん出て来て、実現しそうな気がしてきた。
私なら、「日本にいくつ駅があるんだろう、そんなことできるのかな?」と思ってしまうけど、
この子は「むずかしそうだ」とか微塵も感じていなさそう。
一緒に居ると、わたしもこんな大きな夢をもってみようか!という気持ちになります。

さらっと読書タイム。こんな調子で読んでいったら、近いうちに全部読んでしまいそうです。

「今日はなんかヒマだ!早く家に帰りたい!あと何秒で帰れるの?」
隣で聞いてた子がおもむろに電卓を持って来て「1分が60秒でしょ?…」と計算しはじめる。
「1時間で3,600秒かかるらしいよ」

「クラスが終わるのがこの時間だから、計算すると、…1万8,000秒!」
「えーー!!がーん」妙にショックを受ける子どもたち。
ひとみんも、知らなかった。このクラスの時間は1万8,000秒です。
短いのか長いのかわからないな。

端っこに机を持って行って、ぺぺちゃんなにをしているのかと思ったら…、なんと絵本を作っているらしい!
興味津々でのぞきこむ子どもたち。
「ちいさい子向けの絵本だよ」とぺぺちゃんが教えると、しばらくすると恥ずかしいのかどっか行っちゃった。
お兄ちゃんになりたい?部分と、湧き上がる好奇心のはざまで揺れる。

お昼ご飯タイム。ごはんが出ると、不思議と空気が和やかになります。

「いつもの河原は飽きたから、○○の河原に行きたいねんけど、今日は交通費ないから小学部資金使って行かへん?」
「えー使いたくない~!」お互いの気持ちを話しながら相談中。

ひらがな練習帳にひらがなを書くのではなく、ひらがなの傍らにあるイラストを黒マーカーで塗りつぶしています。
なにをするのかというと、真っ黒に塗りつぶした絵を、マーカー消しで一気に消す遊び。
真っ黒の中からもともとあった綺麗なイラストがさっと現れる。それが面白くて、何度も塗りつぶしては消していました。
毎回、思いもかけない遊びを思いつきます。ほんまに、遊びの天才やな!

どこ行く~?と考えた末、やっぱり近くの河原へ。
昨日もここへ来ました。そして…、

「○○はここで揚がった天ぷらを取り出す係ね」…
役割分担を指示する子。

今日も、昨日にひきつづき、河原に落ちているスポンジならぬ、「油揚げ」が宙を舞います。

ごぼうの天ぷら、入りまーす!
上で合図をする人。下で待ち構える人。

白い泡のところに、いものツルのかきあげが揚がっている。おいしそう。

こちらは、どろだんごを作って…、

「胡椒のかたまりの天ぷら」として投げ入れられます。

そのほかにも「つくし」「よもぎ」「うずらの卵」「えび」「お豆」など、
割れた器やビニル袋や石ころなど、その他河原に落ちてるいろんなものを天ぷらにしていました。
なかにはタバコの天ぷらも!うへー。まずそう。だけど、こども達がそう言わない限り、
私にはタバコの天ぷらなんて想像もつかないから、みんなといると、普段はなかなかできない体験ができるなぁ、
とおもいます。

カモが近くまで来ていて、追いかけたんだけど捕まえられなかった!

やー、そろそろハウスに戻ろう。

塗り絵タイム。

こちらは、ひとみんが河原で「自然のある所に行きたいな~」と呟いたら、
この間父ちゃんと崖登りしにいったで!と教えてくれました。
「わー行きたい!ここから近いの?」と聞いたら、
「じゃあ調べたるわ」と、気軽に一緒に探してくれました。ありがとう。

パソコンで地図を出して調べるために、ハウスに戻ってきました。
行った場所のことは景色で覚えてるから、どんな地名なのか分からず、マップで「場所はここだって分かるんだけど、地名が出てこないな~」と、しばらくがんばって探した結果、やっと地名もわかりました。
おー、距離的に、虹色クラスで行けそうだ。
今度みんなを誘って行ってみたいなと、目的地へ行くバスの時刻表を印刷しました。


振り返りの時間までのこりあと30分。これで遊ぼうぜ!
へんてこな遊園地を作って、恐竜のフィギュアがお客さん。

1日ずっと絵本を作っているぺぺちゃん。
年上の子が、興味をもってやって来た。
「毎回そんないっぱい色塗るの、大変ちゃうん?」
「この絵本は原本だから、これひとつしっかり塗れたらええねんで。」
「へぇー」
基本的に好奇心のかたまりだから、誰かがやってることをなんでもよく見て、
どんどん新しいことを知っていくなー。と思いました。

振り返りの時間まで残り5分で、急に始まった戦いごっこ。

ハウスであまりどんどこすると、お隣さんがびっくりするので、
途中で腕相撲に切り替わりました。一人の子は初めて挑戦して、手首いたい~!
さっきの戦いごっこでは勝ってたのに!次はがんばって~!

振り返りの時間に、あるやりとりが。
自分がやりたいことを、別の子が先にやってしまって、
それが嫌で、つい、言葉よりも手が先に出てしまった。
「・・・!」
「これくらい、痛くないやろっ!」
痛そうな様子を見たくないから、スタッフとしては、つい、手が出た子に、
「なんでそんな事するの」と言いたくなる。
だけど、手が出た子も、友だちをけがさせたいわけじゃなくて、
気持ちが先走ってつい体が動いてしまうだけ。
つい手が出てしまったその子も、手が出た理由がある。

「○○、痛い?」と尋ねてみたら「痛かった」と。
そしたら、「○○、ごめんね」「いいよ」というやりとりになりました。
少しずつ、言葉で気持ちを伝えていけたらいいね。

自分の気持ちに素直だから、気持ちのままに動いて、ときにはその気持ち同士が絡まるけど、
少し時間をかけると、自然にほどけて元通りになっていくように感じました。

今日も一緒に遊んでくれてありがとう!

ひとみん

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