森、自然、古民家といったナチュラルで古い物を大事にするイメージの強い太郎さんですが、実は、新しいものを取り入れることにも躊躇がありません。
太郎:実はMeta Quest 2を買ったんですが、めちゃくちゃ面白いんです!
山田「VR(バーチャルリアリティー)のためのゴーグルセットですね?何ができるんですか?」
太郎:なんでも出来るんですよ!子供が生きていく未来の世界を知りたくて、VRを知っておこうと思ったのが動機なんですが・・・。面白いし、衝撃でした。
これを知っているのと知らないのとでは、情報格差も凄いし、経営者としても機会損失になると思います。
山田「具体的にはどんなことが出来るんですか?」
太郎:まず、VRの世界を生きるアバターをつくるんですが、何にでもなれる。男女や国、人間を超えて純粋な自己表現ができます。
僕は英語と日本をしゃべるのがテーマのワールドに参加してみたんですが、
10カ国以上の人と話しました。
僕は英語の勉強にもなるし、日本語を教える時もあるし。
これはもう、どこでもドアと言っても良いかんじです。
山田「ネットのチャットとはどう違うんですが?」
太郎:リアルなんですよ。声も聞こえるし、体感もある。実際に会って会話している感じなんです。
山田「英語と日本語の世界って、お互い事前に勉強していかないと話せないですよね?」
太郎:そう、現場では辞書も使えません。赤ちゃんと一緒です。
でも、身振り手振りでなんとかコミュニケーションとるでしょ?
言葉が通じない国に行っても、なんとか会話していきますよね。そんな感じです。ハイタッチもできるんです。している感覚があるんです
あるアプリでは、脳が錯覚して、食べ物の匂いまで感じられるし、食べている感じまでありました。
山田「匂いまで!何歳ぐらいの人達が使っているのですか?」
太郎:僕があった人達の肌感覚では平均20歳ぐらいかな・・・。
これは、いいと思って、子供達が興味を持ったアプリを買いました。
長男は、ダイビングのアプリ。実際にサメがおそってきたり、鯨と泳いだり、リアルな体験ができるんです。次男はリズムゲームで踊っています。すごく、運動にもなるんですよ。
山田「そっか、実際に動き回るんですね。」
太郎:だから部屋はかたづけておかないと駄目ですね。ぶつかるんで。
僕のお気に入りは映画です。寝ながら見られるんですが
本当に映画館にいった感じです。
音や映像の没入感が半端ないです。
これなら、空も飛べるし、宇宙にだって行ける。
これで旅だってできると思います。
過去にも行けるんじゃないかな・・・。
仕事もVRで出勤して会議するとかが普通になってもおかしくない。
遊びだけではなくて、半分は仕事の場となるでしょう。
山田「リスクは何かありますか?」
太郎:目が悪くなるとか、肩がこるとか。スマホと一緒かもしれませんね。あ、酔う人向けには酔いにくいアプリが開発されています。
子供は既にバーチャルとリアルの境目が希薄ですが、これは、もっと区別がなくなってくるかもしれません。これをリスクと捉えるかどうかはありますが。
僕の周りの大人達の拒否反応はすごかったです。気持ち悪い、子供達がそんな世界にいくようになったら終わるって。そうならないし、人は自然回帰するし、VRは廃れると。
世代間のギャップは今まで以上に出るでしょうね。40代以上がついていけないかも。やらない理由を必死に考えてやらなさそうです。
でも、僕は流れはとめられないと思います。だって面白いし、可能性が広がるから。
子供はここで生きる意味を見つけると思いました。
VRは性別転換もできるし、LGBTの悩みも消えます。
これまでのルールが変わる。
凄い世界がやってくる。これが当たり前になると確信したんです。
山田「起業家精神を持っている太郎さんにとっては可能性しか感じない感じですね?」
太郎:受け入れるか受け入れないかで、情報の貧富の差が出来ると思います。
リアルのたき火はもちろん楽しいけど、毎日出来るわけでない。そんな人がVRでたき火を家にいながら体験できる。
山田「YouTubeでたき火画像見るような感じがよりリアルに感じられるということですね。」
太郎:そうです。今、スマホが生活に普通に入っているようにVRがはいってくる。
人は楽しいと思えたら手放さないです。
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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