園長インタビュー

【太郎さんのここが聞きたい!】VOL.107 「一緒に過ごすのがあたりまえではない中学部」

中高部は4月17日から4泊5日で、6人の子供とスタッフ2人で安曇野の宮崎さんのところへ醤油造りにいきました。

 

山田「醤油造りどうでしたか?」

太郎: 二回仕込んだんですが、みんな一回目より二回目は上手くなっていて

成長が見られました。

 醤油づくりもですが、三食自炊で、やる子もいれば、遊んでいる子もいる。ご飯はつくらないけど、洗い物するなど、できることを分担してみんなやっていました。

 

猫が大好きな猫アレルギーの子が、好きが勝って、自分のいけるギリギリの範囲まで最大限猫と関わっていたのも、普通の学校だったら、あり得ませんよね。

 

僕や宮崎さんの生き方を話して

こんな仕事をする人がいるってことを伝える時間も持ちました。

 

ずっと、醤油づくりだと家の中にいるので、たまに、公園に行くと、

地元の子と一緒に遊んだり、鬼ごっこしたり。

 

帰りは、車の中でみんな爆睡でした。

 

山田「分刻みでスケジュールや役割がきっちり決まった学校の林間とかとは、全くちがいますね。そもそも、入学早々、旅行って面白い」

 太郎:今回の隠れた目的の一つに「同じ時間を過ごす」というのがあって、みんなで一緒になる時間は貴重なのです。

 

山田「どういうことですか?中学部は6人しかいないのに、一緒に活動しないんですか?」

 太郎:その可能性もあるってことです。学び舎の中学部はやりたいことをやっていくから、プロジェクトごとにバラバラになる可能性があるんですよ。

 

会社ってそうじゃないですか?忘年会しか会えない人っていますよね。僕の会社だって

スタッフ14人ですけど、シフトの関係で、年末からほとんど会えてない人もいます。

 

性教育、円座、音クラス、東洋医学クラスなど

自分の身体と自分をつなげるクラスはみんな一緒ですけどね。

それさえも、仕事によっては動画で見ることもあるでしょうね。

 

みんなのスケジュールはLINEワークスで管理していきます。

 

プロジェクトの内容によっては出張だってあるだろうし。

 

山田「本当に会社ですね・・・。講座は研修ってかんじ。」

 太郎:学校と社会の世界を分けるから、就職してからみんな大変なんです。社会の常識を先んじて感じておけば楽でしょ?

 学び舎の子は、どこでも就職できるとおもいますよ。基礎的な社員教育は終わって、即戦力になります。

 

前回お話したルールが決まったら、いよいよ、やりたいこと、どんどん始めていきます。

 

やりたいことによっては、大人の助けがいるかもしれない、お金が必要なら投資家にも会わないといけないし、不動産屋に行くこともあるでしょう。来年の春に株式会社をたちあげるので、税理士さんにあって定款づくりもしなければなりません。

 

 やりたいことをやっていくと、一緒ではいられないのが社会です。

 「あれをやりたい、ここに行きたい。」

と誰かが声をあげ想いが一緒の人だけが集う。

 

やりたくない人間は参加しなくていいんです。

 

山田「6人でも意見が分かれますかね?」

 太郎:分かれますね。それを、みんな安曇野の醤油づくりで実感したんじゃないかな。

 醤油造りに興味を持った子はもちろんいて、もっと学ぶためにもう一回行きたいって子もいるんですが、

別の事に興味がいく子もいたんです。そうなると、温度差が生まれるので、次に醤油造りに行くときは、

本気で取り組む子だけでチームがつくられます。

 

小学部までは、みんな一緒があたりまえだったけど、中学部からは無理して合わせることもないんです。社会はそんな風になっているんだから・・・。

 

山田「なんか、それがあたりまえだと、違う意見を言うのが怖くなくなるし、自分がしたいことをするなら、分かれることも当たり前だから、分れる時に痛みがなくなりますね。」

 

太郎:そうなんです。そうするとね、日常的に、新しい物を生み出す人間になれるんですよ。

 

「未来を作り出していくこと」ができます。

 

山田「でも、大きな意味では同じ船にのっている仲間。今後、やりたいことを始めるために、バラバラになるからこそ、こうやって、最初に同じ時間を共有することが貴重だったのですね。」

 

このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

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