世界の絶景旅をプロデュースする太郎さんには、世界各地に現地ガイドのパートナーがいます。その方々がまた、みんな魅力的!
太郎:イエローナイフのオーロラツアーガイド大塚さんは、世界で一番オーロラを観ている人だと思うんです。オーロラの研究者がいるとしたら、その人たちより観ているんじゃないかなって思うぐらい。
イエローナイフのオーロラツアーの成功率の高さは間違いなく彼のおかげです。
イエローナイフって、行けば必ずオーロラが見えるイメージですが、曇ってたら当然見れません。
大手のツアーだと時間や場所が固定されてしまうので、その時間その場所で見られなかったらそれまでです。
でも、大塚さんは
NASAで太陽の活動に関するデーターを毎日監視して、今日は何時ごろに強いプラズマが来るか知り、オーロラが現れる時間の目安をつけ、天気予報で雲の動きをチェックして晴れ間がその時間現れる場所を探し出してくれるんです。
それが、予定時間より早くなっても、僕たちのツアーはフレキシブルに動かせますし、移動もできます。みたいだけオーロラを見ることができるんです。
ただ、イエローナイフでは道が東西にしかはしってなくて、曇っている時、東と西、どちらに行くかで結構命運を分けるんです。データーを駆使してもわからない時はあるんです。でも、ずっとイエローナイフでオーロラを追っている大塚さんは直感が働くので、見つけられるんですよ。
それも、そんじょそこらのオーロラだと満足しない、やっとオーロラが見つかったのに、あと10分で雲に隠れるから、もっと見られるポイントに連れて行くといって、オーロラがでているのに車に戻され、30kmも走ったんですが、降りて10秒後に大ブレーク!!空中全部、オーロラに!!!!!
その日、イエローナイフでオーロラを見られたのは僕達だけだったんです。
僕も池田や能勢の天気はわかりますが、イエローナイフとなると彼無くしてはわかりません。オーロラが見るためなら、一晩に300km移動するのも平気な人です。
「なぜ、そこまで?」
太郎:大塚さんが誰よりもオーロラを観たい人だからです。
彼は最初、ワーキングホリデーを使ってカナダで競走馬を育てる職業につこうとしたところ、なぜか犬ぞりレースをする犬を飼育することになり、イエローナイフに行くのですが、そこでオーロラと運命的な出会いをするんです。
その後、オーロラツアーの会社に就職し、今は独立して経営しています。
彼がどれくらい、オーロラが好きかというと、数年前にオーロラ撮影用にカメラを買い替えたんですが、とっても愛妻家なのに、そのカメラで奥さんの写真を撮ったことがないぐらい。
僕がオーロラツアーをしたいと友人に相談して、大塚さんを紹介してもらったのですが、本当に出会えて良かったと思っています。1~10まで安心して仕事を任すことができます。
ともかく誠意をもって対応してくれるし信頼できる人で、人間的に魅力があり、彼が帰国するときは、オーロラツアーに参加したメンバーが全国から集まって宴会をするほどです。
何が素敵って、人を信じて待つことが出来るんです。
僕のツアーでは、カヌーで無人島にわたったり、インディアンのテントで過ごしたりすることが出来るんですが、当然、日本人とインディアンでは価値観が違います。時間の感覚がちがっていたり、OKと言っていてもすぐにやってくれなかったりすることもある。でも、大塚さんは、彼らを信じ、待つことができるんです。だから、インディアンにも信頼されている。
声がまたいいんですよ。目をつぶって聞いていたら、福山雅治みたいです。
「マジですか!!?私、声フェチなんで、それだけで、会ってみたい!そんな大塚さんと太郎さんは今後どのような仕事をしていきたいですか?」
太郎:今年はイエローナイフで通常のオーロラツアーだけでなく、子供のオーロラツアーや北欧にオーロラを観に行くツアーを考えていますが、彼となら、アイスランドやロシア、世界中のオーロラを観に行きたいですね。知らない土地に行っても彼ならオーロラを見つけられる。僕なら、天候に恵まれる。そうそう、南極も!!カナダと同じ形のオーロラが出るか調べてみたりしたいなあ。
子どものように目を輝かせて話す太郎さん。そんな旅がたのしくないわけがありません。私個人の見解ですが、旅は誰と行くかでその体験は何倍も違ってくると思うんです。一緒に行く相手は選びますよね。でも、ガイドは旅行会社まかせ。ガイドによって同じ場所にいっても全く違う体験になってしまうとしたら、良いガイドを知っておくというのは、旅を最大限楽しむための大事な要素かもしれませんね。
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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