世界中を飛び回りながら、森のようちえんや学び舎の園長もこなす太郎さんには、なくてはならない相棒がいます。それは、スマートフォン。どんな機種をどんな使い方をしているのかお聴きしました。
太郎:実は、昨年タイのコムロイ祭りに行ったとき、お客様が撮った写真や動画があまりに素晴らしく、一眼レフよりも綺麗だったので、12月にiPhoneXRをappleショップでカメラとして買ったんです。
音声通話もメールもWI-FIの環境があれば、フェイスブックメッセンジャーやLINEなどSNSを利用すれば無料。
格安SIMを利用して3ギガくらいで設定したら当時1ヵ月290円でしたから、機種代金が高くても、通常の大手携帯キャリアと比べたら格安で最新機種を手に入れたことになります。
最近は阪急電車の中でもWi-Fi使えますしね。
ですが、今年の9月にまた、iPhone11に乗り換えたんですよ。
ご存じのように、暗い所でも明るく撮れるナイトモードに加えて、広角、超広角のトカメラで、動画も撮れる、バッテリーの駆動時間も伸びているし。
「カメラとして考えているなら、確かにありですね。」
太郎:ですよね。旅の動画をユーチューブとかにあげていこうと思っているので、これは絶対必要なんです。
「太郎さんのツアーは確かに、超広角、ナイトモード、必要ですものね!」
太郎:それに、パソコンとしても超優秀。もう、事務所ではデスクトップのパソコンも処分したんです。
NAS(NASとは、ネットワークに直接接続し、コンピュータなどからネットワークを通じてアクセスできる外部記憶装置(ストレージ)。企業や家庭内のLANで共有ファイルなどの保存に利用されたり、デジタルビデオレコーダー(HDDレコーダーやBlu-rayレコーダー)が動画の保存先として利用したりする)というストレージを使っているので、
ネットワーク環境があれば、外にいても、海外でいても、事務所にデータにアクセスができるんです。
旅行中に撮った動画をNASに送って、スタッフに編集してもらってYouTubeにアップすることも可能。
銀行振込だって出来るし、買い物もできる。世界中どこにいてもこれ一台で仕事ができる。
そのうち、免許証やパスポートも入るにようになるのではないかと思っています。
僕たちが子供の頃夢見ていた未来が来ているですよ。
家の鍵をなくしたとき、音がなったり、光ったりすればいいなって思ったけど、携帯はそれが出来るでしょ。子供達は、携帯の音声認識機能のSIRIに、
「木村太郎さんの携帯はどこですか?」って話しかけて探すんですよ。(笑)
家の鍵をかけ忘れたって、電子ロックと携帯をリンクさせていれば、外から鍵をかけることが出来る。
インターフォンにリンクすれば、家や事務所への来客を携帯で受けることが出来る。
お掃除ロボットに設定すれば、外から、掃除を指示できる。
テレビも電気もリモコンのかわりにグーグルに声で指示したらやってくれるようになってきている。
家電が出来て家事が楽になりましたが、うまく使えば、一層、お母さんたちが楽できるようになってきているんです。
ビジネスの上ではオフィススペースもどんどんいらなくなるでしょう。
池田の事務所スペースもデスクトップパソコンを処分したおかげで、壁をとっぱらって、子供が使えるスペースを広げることが出来たのです。
「このインタビュー、アップルから広告費もらわないと駄目ですね・・・。(笑)」
税理士にも
「太郎さんは、山で火をおこしたりしているのに、iPhoneのような最新機器もつかいこなしている。」
って言われたんですが、科学や文明を否定しているわけではないので、自分のやりたいことを助けてくれるものはどんどん使います。
とはいえ、一時は、携帯もっていると山の上にいても電話がかかるようになって、圏外がないと、
携帯もっているのに出ないと文句言われるのが嫌で、携帯持たなくなった時もあったんです。
携帯に縛られるのが嫌だった。
だから、電話機能のないiPodタッチとポケットWi-Fiで4年ぐらい過ごしていましたが、
そうこうしているうちに、
みんな電話かけなくなって、海外でWi-Fiが充実してると思っていたら日本でもWi-Fiスポットが増えてきて、昨年からカメラとしてiPhone使い始めたら、こんな便利なものないなってわかって、
今は、アップルが企画する講座に申し込んで、更にいろいろ情報を得ています。
動画やカメラの撮り方講座とかも無料であったりしますよ。
「でも、どうなのでしょう?先日の千葉の災害でもあったように、電気が使えなくなったら?」
太郎:もちろん、そういったバックアップのための知識は必要です。昨年のこのインタビューの防災の記事を参考にしてもらったらいいのですが、ライフラインが止まった時のことは最低限用意しておけばいいのです。
例えば、冷蔵庫が止まったら、食品は塩で保存するとか、干し野菜をつくるとかね。
「いつくるかわからない災害におびえてないで、備えるべきは備えておけばいいのですね。ちゃんと情報を仕入れて知識にかえて。じゃあ、ECOって観点はどうでしょうか?」
太郎:文明を否定しないで、ECOを考えたとき、一番ECOでないのは、電気ケトルでお湯を沸かすことなんです。そもそもお湯を沸かすって熱エネルギーのロスが大きい。
山では、パスタゆでながら、その鍋の上にやかん置いて、お茶をわかしたりします。
それに比べたら電化製品のモーター動かすということはエネルギーロスは少ない。
それよりも、便利になることで、スペースが出来たり、やりたいことが出来る時間が生まれたりする方が僕はいいと思います。
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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