太郎さんは、今、有料のオンラインサロンをはじめて、様々な悩みにこたえていますが、今回は子育て中のママが一度は口にする『うちの子、●●がまだなんですが、大丈夫でしょうか?●●をまだやめないんですが大丈夫でしょうか?』について、意見を聞きました。
「それぞれの子供には、それぞれの子供のペースがあるんです。
それは、仮に子供に障害や病気があって遅れていたとしても同じで、悩む必要もないんです。
発達が遅いとか早いとかは、まわりと比べるから思うのであって、それを不安におもったりするのは、親のエゴです。
子供は興味のあることは、放っていても吸収します。それを、つきつめさせると、他の部分も発達してくるんです。
むしろ、なんとかしようと、やりたくないことをやらせると学びのペースはかえって遅くなるんです。
うちの小学部の子ですが、ようちえんの時は、いわゆる舌足らずでうまく発音できず、話す内容も、自分の楽しい事しか言わない子でした。
でも、あえて、僕も親も矯正はしませんでした。それより、彼は電車が好きで、鉄道関係の本をすごく読んでいて、駅名から漢字をどんどん覚えていきました。
知識が増えると、まわりに伝えたくなって、クイズを出したりするように。
でも、最初は伝わらないし、興味がないことはのってもらえず、何度もくやしい思いをしたと思います。
でも、昨年のハロウィン、小学部で阪大の学食に行って「TRICK OR TREET」を学生に言ったらどうなるかをやったとき・・・。」
「ちょっと待って下さい。それはなんですか?」
「小学部のおもいついきで、許可ももらわず、勝手にハロウィンを阪大生にしかけにいったんです。可愛い小さな子に「お菓子を頂戴!」といわせて、結構、お菓子を集めていました。
その時、例の彼が、急に学生からレシートを集めて、金額の一番安い人とか、高い人とか発表して、テレビの「ゴチバトル」風の催しをはじめたんです。
そしたら、阪大生が大盛り上がりでノッテくれて。来年もまた、来いよって言われて。」
「つまり、まったく、なんの準備もないところで、いきなりイベントをはじめ、相手を巻き込んで、楽しませたってことですね。それはすごい能力ですね!」
「すごいでしょ?
僕だってね、中学3年の統一模試で英語が5点で、偏差値が34だったんですよ。なのに、
今は、英語を仕事でしゃべっているんです。
何歳からでもね、必要になれば、出来るようになるんです。
そう考えると英語の早期教育ってどうなんだろうって思いますね。話せる環境になければ、忘れてしまいますからね。
そんなことよりもね、最近よく聞かれるのですが、現代の子供に必要な教育は、このインタビューでも何度も言ってますように、AIが出てきた今、なにより判断力を養うことなんです。
そのためには、第六感が大事なんですが、五感がしっかりしていないと第六感は働かない。
だから、五感が刺激される環境に置く事はひつようだと思っています。
僕の長男は、本が好きなのですが、照乃ゐゑの縁側で本を読んでいると、春の太陽の暖かさを知り、夏の風の心地よさを感じ、冬の寒さを感じます。ご飯の炊ける匂いも感じられるし、鳥の声も聞こえる。エアコンの効いた部屋では感じられないものが、いっぱい感じられるんです。」
「ということは親は、無理にできないことをさせようと努力するのではなく、それよりも子供の五感を心地よく刺激できる環境を用意することが大事ってことですね。」
いかがでしたか?このように、太郎さんは、皆様の様々な悩みにお答えできるオンラインサロンを行っております。詳しくは、こちらから。↓
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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