【空飛ぶ園長ブログ】 たんぽぽ(幼児)クラスの気づき 2 ~ 言葉の理解と意味の理解 ~大人って、忘れている子どもの時の事。まあ無理です。私も無理です。だから、子どもに教えてもらうんですけどね。今日は言葉の理解と意味の理解について教えてもらいました。今日の太郎の先生は年長さん。彼は、今まで結構きつい言葉を言うことで知られていました。ところがここ2日間見て、その彼が変わってきていました。 ・年少さんに優しく、お手伝いをいっぱいする。・今まできつく当たっていた年中さんにも優しい瞬間がある。なんでなのかな?そう思って彼をよく見ていました。するとこんなことが分かってきたんです。彼は年の離れたお姉ちゃんがいるんですよね。だから、弁が立つんです。本当にそんな難しい言葉何で知ってるの?くらいです。言葉の習得は簡単に言うと3段階。①聞いて、音にすることが出来る②言葉の意味を理解する③適切なタイミングで言葉にして伝える彼は、年の離れたお姉ちゃんがいるので、たくさんの言葉の音を聞いています。つまり①はいっぱいあるわけです。ところが②については、普通に成長してきている。だから、こうなるわけです。自分の言っている事の意味が分かっていない。ということで、自分のイメージと実際に周りの動きが違うのでイライラする。そんな子結構いますよね。小学部でも同じようなことがありました。その言葉は「交通費」大人は電車などに使うお金と理解していますが、子どもたちは、「今日使っていいお金」と理解していた様で、そこに認識の違いが起きました。ある日、電車に乗らなかったので、交通費は使っていないと思っている大人。交通費は、今日使っていいお小遣いみたいなものと理解している子ども。何となく結論見えますよね。次の日、子どもは交通費を使ったので請求をしました。ところが親としては使っていないので、そのまま余っていると思っている。このエラーのおかげで、子どもにとって「交通費」は専門用語だってわかったんです。大人の説明が足らなかった。このエラーは幼児のころから始まり、ピークは年中から年長。段々減っては行きますが、大人になっても続きます。大人が忘れている、このことに子どもたちは気が付かせてくれます。子育てって、大人が振り返り、成長するためにもあるんですよね。空飛ぶ園長 太郎

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