【太郎さんのここが聞きたい!】VOL.78 性と生のおはなしシリーズ#1 「性のおはなし 子供たちにどう伝えるか・前編」その2さっき、日本は性同意年齢が低いのでより小学生の性教育の大切さを言いましたが、2018年のデータでは14歳以下の出産した人は37人もいるし、中絶だと190人。性の知識がないなかで、こういったことになっているような現状があるんです。どう伝えるかと悩むよりも、もう、はっきり伝えていかないとだめです。危機感というより、伝える責任を感じます。 寝た子を起こすな有美:日本は性のお話に対してタブーの雰囲気があって、性教育をすすめようとすると「寝た子を起こすな」的なことが言われがちですが、どうしてだと思いますか?太郎:僕は男性的な発想な気がします。勝手な思い込みかもしれませんが、女の子を持つ父親だったら、自分の娘だけはまだ伝えたくない。早く教えてそんなことになっちゃったらと心配するんじゃないかと。それに行政の長とかは男性がおおいし、女性は自分の体を知ってるけど男性はしらないので、ふれてはいけない領域な気がするのではないのかな。山田「私は、そういう話をおおっぴらにすることがはしたないと言われた気がしますね。そもそも、日本には風姿花伝にみられる「秘すれば花」という隠す美学の文化がある、慎ましいといった価値観と関係する気がするんですがいかがでしょうか?」有美:実はエイズが流行ったときに、日本でも性教育ブームが起きたんです。小学生にもちゃんとしたことを伝える動きになっていたんですが、2000年を超えてから議員さんで、学校で性教育することを「けしからん、はしたない」と学校に対してバッシングした人がいて、結果的にバッシングした方が間違ってるという結果になったんですが、議員が学校に性教育をバッシングしたという事実の方を重くうけとめて、また自粛の方に傾いたんです。誰かがいったことに日本は染まっていくというのがあるのかもしれません。 セックスに関心がない。もしくは嫌悪している有美:私たちの時代は、性欲さかんな男に対して女性がどう身を守るかってイメージの方が強かったのですが、実は、今は、セックスに関心がない、嫌悪しているという人が増えてきていて、寝た子を起こす心配よりも、寝っぱなしの子をどうしたら起こせるのかということが問題になってきているんです。山田「TVとかでも昔はお色気番組とかあったのに、変わってきましたね。有美:そうなんですよ。性的に交わるのが怖いとか思う人も若い子で多くて。女の子と付き合うのが怖いとか。増えているんですよ。だから、16歳から19歳で、「セックスに関心がない。もしくは嫌悪している」かをアンケートをとったら36%ぐらいいるんですって。むちゃくちゃ多くないですか?こういうことが少子化とかの原因になっていくし。ちゃんとしたことを伝えてないことの問題です。 山田「それって、ちゃんとした知識がないことが怖い原因なんですか?」有美:それもあります。つきあうのは楽しいんだよという情報がなく、いきなり、ネットでAVとか激しいものを検索してしまって、怖い、こんなことやりたくないということになってしまう。 山田「それは男女ともにですか?」有美:男女ともにです。だから、きっちり知っているのは大事です。インタビューの様子を動画として配信します!!深い話を聞きたい方はぜひご覧ください。2倍速で見たりもできますので、お気軽に!!https://youtu.be/6lpIqnD19sw【性と生のお話についてのお知らせ】4月1日に始まった、性をテーマにしたインタビューブログ。より詳しい内容を動画でも配信しています。インタビューの文章では伝えきれないことを動画では配信。倍速で見ていただけますので、時間のない方はそのようにしてみていただければと思います。下記のリンクよりご覧ください。また、この性教育に関してお届けするにあたり、それなりの経費がかかっております。ぜひ多くの方に正しい情報をお届けしたいと思い、配信しておりますが、共感していただける方がいらっしゃいましたら、後寄付という形でお手伝いいただければと思っております。500円でも大丈夫です。少額でも助かります。少しではありますが、ある程度寄付をいただいた肩へのリターンも用意いたしました。2000円以上 このインタビューブログのイラストを使った名刺サイズのカード10名組(10種類)5000円以上 助産師のゆみさんと太郎の「性と生のお話会受講の権利」をそれぞれ差し上げます。寄付は下記の申し込みフォームよりお願いいたします。>>>性と生のお話会寄付のページhttp://eggs-nature.net/manabiya/seitoseiこのインタビュー記事及び動画についてはシェアをしていただいて結構ですが、転用などはご遠慮ください。このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

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