【太郎さんのここが聞きたい!】VOL.128 「学び舎で成長した子供とAIとのコラボ講座」 その2山田「なんか、それだけで、すごいですね!」太郎:一つ一つの質問に的確に答えて言ってました。あと、面白いところでは「学び舎では多数決がないのですが、話し合いが基本って、実際どうでしたか?」と言う質問。何か決めるとき、多数決の方が早いですから、当然の質問です。彼は「多数決で決めない方が、自分のいいたいことが言える。」と答えました。山田「それは、具体的にどういうことなのですか?」太郎:多数決だと、白黒はっきりつけなきゃいけないし、少数派は言い辛くなるし、白でも黒でもない意見は無視されます。でも、学び舎は全員の意見を確認してくれるのです。小さな子だから、大きな子だからの区別なく。例えば、冷やし中華の具をのせるかのせないか問題。好き嫌いや、アレルギーの子にだけ配慮すると、具をのせるのはやめることになる。でも、みんなの意見を聞くと、いろんな発想のバリエーションが生まれるのです。結果、このときは、料理はみんなでして、食べるときは、バイキング形式というところに落ち着きました。山田「多様な意見を取り入れて結論をだしていくのですね。」太郎:そうです。話し合いには時間がかかるけど、みんなが納得します。そして、どこかしら、自分の意見が採用されているのです。山田「CHAT GPTはどういう意見でしたか?」太郎:多数決のある話し合いと多数決をとらない話し合いの違いを聞きました。色々答えましたが結論は「紛争が起こりづらくなる」山田「すごい!」太郎:多数決は発信力の強い人に有利ですからね。多数決のない世界に生きていること。その素敵さは保護者にしってもらいたいことの一つでした。山田「AIも太鼓判を押してくれてますしね。他は?」太郎:「勉強はどうしたか?」かな。彼は「僕の場合は料理が勉強だった」と答えました。この料理を○人前つくろうと思ったら、どんな予算で、何を○g買わなくてはならないとかで算数が必要だし。レシピを読むためには国語も必要だし。彼にとって、やりたい料理をするために、必要で便利だったのが勉強だったというわけです。山田「内側から沸いてくる、実用的な学びだったわけですね。では、そのまま、高校も学び舎で?」太郎:そうです。ただ、ちゃんと、外部の受験もして、受かったんですよ。受かったうえで、学び舎を選んだそうです。そして、小学部のスタッフも始めます。山田「参加者さんの反応はいかがでしたか?」太郎:「生徒の子のしゃべりが凄すぎる。」とのことでした。最初は勉強を教えないことに懐疑的だった男性が「こういうところに育った子供が、将来、政治家になって日本を変えていくんだろう。」と言っていたそうです。山田「どのくらいの方が参加されたのですか?」太郎:総勢45名ぐらいでしょうか。山田「関心の高さがうかがえますね!」太郎:今回、演者の一人としてChat GPTをメンバーに入れたのですが、効果的でした。最後のまとめの言葉なんて、僕よりずっと上手いです。でも、だからこそ、今までの勉強の意義が問われるんです。計算や暗記、文章作成はAIが一瞬でしてくれるのだから、これからは、AIにどう質問できるかの方が大事です。それと、できあがった物がまだまだ100%ではないので、そこにどれだけ違和感を、感じられるかが大事ですね。そして、質問を続けられるのは「好奇心」が必要です。「好奇心」が育っていないと、質問すら出てこない。山田「質問し続けられる人を育てるには、好奇心をどう育てるかだと?」太郎:そうです。好奇心は好きな事でしか育たない。今の既存の学校の勉強では育たないのです。すきな事は、自然と上手くなりたくなるし、そのために知りたくなるから・・・。AIは新しい物は生み出せないのですが、学び舎の子は新しい物を生み出すのが上手なんです。自治をしているからあの手、この手を考え出します。卒業生で公立中学に行った子がいきなり生徒会に立候補したとききました。自分達で決めることが普通だったから、自分達のあずかり知らぬところで決められるのがいやだろうし、立候補は自然な流れなのでしょうね。山田「本当だ!政治家につながっていきますね。本当に日本を変えられる子が育っているんですね!」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太郎の初出版「好きなことだけやって生きてみない?」は下記より発売中空飛ぶ園長出版販売サイトhttps://flyingenchopublisher.square.site/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

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