「話し合う力」戦争はなぜ起こるかわかりますか?話し合う力がないからです。と言うと少しみんな納得する。でももっと極端に言ってしまうと「めんどくさいから」ということだそうだ。話し合う力は技術です。だから、それが戦争を起こす原因ではない。車という技術が、戦争起こす原因になることがないように。戦争は、人の中にある感情が起こすものだ。・人のものが欲しいけど、話し合うのがめんどくさいから奪い取ってしまう。・自分の考え方を押し通したいけど、話し合うのがめんどくさいから手を出してしまう。これが戦争の原因だとしたら、納得できるだろうか?でも上の2つを子供の喧嘩に当てはめてみて欲しい。まさにその原因だと思われる。戦争は、もしかしたら子供の喧嘩と変わらないのかもしれない。そんなふうに言うと、風当たりが強くなるかもしれないけど。私が言いたいのはそこではなく、ではしっかり話し合ったらどうなんだと言うことだ。学び舎の子供たちは、とにかく話し合う。2時間でも、3時間でも。ときには何日もかけている時もある。それでも面倒くさがらず、あきらめず。しかも大人ではできなそうな、下記のような条件が見えてくる。・多数決をしない・全員が納得するようにするこの2つを見事にやってのける、学び舎の子供たちの話し合い。これはどうやってできたのか。それはとても単純で、スタッフが介入しなかったからできたのだ。彼らがオリジナルで作った話し合いのスタイル。これを彼らは日常をやり続け、面倒くさがらずに毎日進んでいっている。そんなことができる彼らは、もしかしたら世界から戦争なくしてくれるかもしれない。あるときに、子供たちがこんな質問受けた。「学び舎に入って良かった事はなんですか?」すると1人の子供がこんな風に答えた。「学び舎では、毎週水曜日に自由の日があり、その日何をするのかを朝集まって話をします。それがとにかく良い。学校ではできない、みんなでしっかり話し合うことができる。」私たちはそれを聞いてびっくりしました、だってなんとなくかったるそうに話し合いをしていたから。でもそれは、それでも彼らはそれが大切だと言っているし、自分の意見をちゃんと言えるから楽しいとも言っている。僕ら大人にはできない、何かを生み出す天才。学び舎の子供たちは、まさにそんな子供たちだ。2021年10月11日 空飛ぶ園長太郎のリンク集https://lit.link/soratobu  #森のようちえん、#オルタナティブ教育、by空飛ぶ園長太郎

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