【空飛ぶ園長ブログ】 たんぽぽ(幼児)クラスの気づき 4 ~ 退屈こそ、子育ての宝 ~昨日の朝、友人のやっている朝活にゲストとして出演。終わってから、久しぶりのメンバーと振り返りがてらお話しをしました。多くの友人は自然学校出身。子供キャンプの企画なんかもやっていたんだろうと思います。私も、長野県に住んでいた頃、子供キャンプをしていました。9泊10日とか。楽しかった思い出ですが、何年かやっていて気がついたことがります。子供たちにとって、必要な時間が少なすぎるってこと。子供たちに必要な時間は何もない時間。一番生き生きしているし、学ぶことも多い。そこで、代表に話をして、プログラムを入れない子供キャンプがしたいと提案。あっさり棄却されました(笑)そこには、子供ではなく、大人の事情があります。学び舎との違いが大きくあります。①短期間であること。 学び舎なら、例えば今いる一番長い子で、9年ですから。②特別な活動であること 学び舎は日常なもんで短期で、特別な活動にお金を払う親。そこに必要なのは、中身のある商品です。何もプログラムがない10日のキャンプにはお金は払ってもらえないんです。川遊びして、花火して、探検して、乗馬して、飯盒炊飯して。それに対して、私がやりたかったのは、10日間子供たちが来てからやりたいことを考える。最悪、何もないかも(笑)そんなことはないけど。大人は、大人が考えたプログラムを子供が受けることで成長すると思っている。大人の方が経験豊かだし、だからこそお金を払うんだよ!! 私は、子供たちが自分の成長に必要なことは知って居て、それに必要なことを始めると信じている。でも親は、子供ができることは限られているから、それにはお金は払わない。そう思いますよね。でも、学び舎は、何も大人が提供しないことが一番だと思っています。子供の成長に必要なことは、子供が全部知っている。だから、時間がかかっても、子供たちがなんとかする方が学びが大きい。大人は、この時間を短くする方法を知っているかもしれない。でも、それをやってしまっては、子供たちが学体験ができないかもしれない。自分たちで解決する方法を子供たちが考え、そして実行していく。大人がやった方が早いし、効率的だと思うのは大人だから。あるお母さんが言っていました。なぜあなたは、子供がやるのをひたすら待てるんですか? 「だって、あの子は私の想像もつかない方法で解決をするんだから。見てて楽しいんです。」 大人は、子供達からどれだけの学びを奪うんだろうか。私は、たくさんのプログラムを学んだ。でも、今そのほとんどを子供たちには使わない。それは、子供たちの学びを奪うからだけでなく、考える力も奪うから。でも大人には使う。彼らは、考えないことが楽だって思っているから(笑)

さつきやま森の学び舎Instagramはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA