毎年3月に行っていた森の学び舎の慰安旅行。今年は5月に上高地に行くことのしていたのがコロナで叶わず。10月の学び舎の中休みを利用して決行されました。
太郎:14人乗りのワゴンを用意して総勢14名で行きました。園バスをいつも運転してくれるスタッフが4人もいるので心強い限りでしたよ。
昨年は3月に淡路島の電気もガスも水道もない1000円で泊まれる場所で、海からワカメとってきて、火をおこして、お湯わかして、1玉100円のうどんをゆでて、わかめしゃぶしゃぶして食べるっていう安上がりな慰安旅行だったんですが・・・。
山田:「自然とともにある学び舎らしい、ユニークでダイナミックな慰安旅行ですね。」
太郎:今回は、GOTOキャンペーンの利用も出来たので、2泊3日上高地を堪能する、なかなか豪華な内容となりました。
まず、初日は奥飛騨温泉郷平湯温泉の「ひらゆの森」にGOTOキャンペーンで割安に宿泊して飛騨牛を堪能!
次の日の朝、第一陣は7時半から宿を出て、上高地行シャトルバスで上高地に。
大正池の霧氷が朝日にキラキラ輝くのを見て、3キロ先の河童橋で、小さい子供連れの第二陣と合流しました。
そこから、みんなで往復7キロの明神池を目指します。
お昼は、イワナの塩焼きを囲炉裏で。
紅葉を堪能したら、また温泉入って、2日目の宿は
僕の友達で、とんでもなく美味しい醤油づくりをしている友人、宮崎さんのお宅にお邪魔しました。
山田:「民泊とかされているんですか?」
太郎:「いや、みんな寝袋もっていって雑魚寝です。
醤油づくり、麹づくり、農業・・・スタッフにとって興味のあることをばかりなんで、
みんな嬉々として宮崎さんと話していました。
翌日は、午前中自由行動。
僕は、そばの美味しい店をさがしていたら、新そば祭りやってるのがわかって、
お昼はみんなを急遽、新そば祭りに連れて行きました。
天気がよくて、北アルプスみながら、新そばを食べてもらったんですよ。
そのあと、
やはり、僕が大好きな味噌をつくっている味噌屋さんの味噌蔵見学へ。
昔ながらの製法にこだわって、羽釜で豆を炊いたり、杉樽で寝かしてつくる蔵なんです。
実は、スタッフも新しいメンバーが多く、14人中13人、次男も僕の旅に参加するのは初めてで、みんなに「太郎旅」を初体験してもらえる機会になりました。
山田「みなさん、どうでしたか?」
太郎:「太郎さんの旅の良さがわかりました。」
って言ってくれて、次男も誇らしそうにしてくれてたみたいで。
親父のまた別の働く背中を見せられて嬉しかったです。
山田「手前味噌になって言いにくいかもしれませんが、太郎さんの旅の良さってなんだと思います?」
太郎:つめこみすぎないことですね。でも、行きたいポイントは全部入っている。そして、僕がガイドでないとできない特別の体験が、予想外にぽろっと出来る。
海外だと、これを現地のガイドにネゴシエイトしてもらうんですが、国内、特に上高地はもともと、僕のホームグランドでしたからね。
当たり前のように、普通のツアーではいけない場所にポンポン連れていけました。
これは、スケジュールをがっちり決めすぎないから、臨機応変にできるんです。
山田「これは、慰安旅行ってことですが、費用は?」
太郎:宿泊費や移動費、基本的なものは全部会社持ちです。
山田「森の学び舎らしい、福利厚生ですね。」
太郎:研修でもあるんですよ。身近な自然だけではなく、もっとたくさんのタイプの自然の素晴らしさを知ってほしかったんです。そうすると、また、自分のまわりの自然の良さも再確認できますしね。
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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