園長インタビュー

【太郎さんのここが聞きたい!】 VOL.67 新しいことを始める秘訣

前回、太郎さんは基礎学力について持論を丁寧に教えてくださいました。ですが、他の森のようちえんは「基礎学力」うんぬんの前にこえられない壁があります。

 

太郎:11月に森のようちえん 大阪ネットワークというZOOMをつかったフォーラムがあるのですが

めずらしく参加します。

 実は、いままで、僕は他の森のようちえんとつるんでこなかったんで。

 

山田「それはまた、なぜだったんですか?」

太郎:自分達のオリジナルができてからでないとふらふら軸がぶれてしまうので、それができてからでいいと思いました。

 だいたい、そんな時間はなくて、園の運営に時間がかかっていたし、でも、スタッフが成長してまかすことができるようになって、さらに、コロナで海外にいけなくなって時間が出来たというのもあります。

 

山田「満を持してですね。」

太郎:森のようちえん 大阪ネットワークは大阪府10園が一堂に会し、情報交換や悩み事を共有し解決策をさぐるんですが、僕の学び舎と違いが鮮明に出ました。

 他は小学部がないんです。だから、悩み事が違う。

 

 山田「どんな悩みなんですか?」

 太郎:森のようちえんは子供が野性的、動物的なイメージで見られることが多いんです。だから、小学校にあがったら、ちゃんと座っていられるか、周囲から心配されます。そこをどう説明したらいいのか、

みんな言語化になやんでいるんです。

 学び舎もかつては同じ悩みをもっていました。

 でも、今、学び舎は目の前にお手本がいる。

 小学部の子供は礼儀正しいし、大人に意見が言えるし。

「小、中学部の子供をみてください。」

と言えばいいんです。

 

山田「他の園も小中学部つくらないんでしょうか?問題が解決するのに。ノウハウがないと出来ないからでしょうか?でも、太郎さんも、ノウハウはなかったですよね。森のようちえんの延長だっただけで。」

 太郎:そうですね。(笑)前回お話しした教育方針をそのまま続けていたら、自然と小学部も中学部もできたんです。

 でも、小学部、中学部となると、まわりから、更にいろいろ言われて理論武装が必要になります。

喧嘩するという意味ではなくて、理解してもらうために。

 森のようちえん 大阪ネットワークの皆さんも行政に訴えたいことがあるのですが訴求力が弱いんです。

 

山田:「どうしてなんでしょう?」

 太郎:僕たちもそうでしたが、ようちえんって、周囲はまだ大目にみてくれるので、どんな結果がでるのか、どんな子に育つのか本気で言語化しなくてもいいんです。

 もちろん、パンフレットやHPには感性が豊かになるとか書かれていると思います。でも

感性の豊かな子がどんな大人になるかが伝わらない。

 小学生となるとまわりがほおっておきません。僕らもいろいろ言われてきました。

 

池田市総合教育会議というのがあるのですが、

 先生たちから「基礎学力は大丈夫か?」「勉強が遅れていないか?」「公教育を壊そうとしているか?」

と質問攻め。

 なんとなくでは、納得はせず、園での存在を疑われてしまいます。

おかげさまで、僕はこのインタビューのおかげで、自分の意見を話してまとめて言語化してもらっているうちにいろんなことが明確になりました。

 知性ではなくて感性を育てているだとか。いろんな本を読んで、脳科学的な視点からも具体的に言えるようになったし。

 

山田:「だとしたら、皆さんの悩みを解決するモデルになりますね。それにしても、普通はあたらしいこと始めるって難しいですが、太郎さんはどうして新しいことがはじめられるのですか。」

太郎:新しいことを始められない理由は、みんな失敗が怖い。いや恐怖なんです。考えたら、考えただけ、出来ない理由を思いつく。人間の脳ってそんな感じです。

 僕はそれがわかっているんで、おもいついたら誰かに連絡するんですよ。

 この「空飛ぶ園長」だって、そうですよ。

 旅の途中で「俺ってずっと飛行機乗ってるな。空飛ぶ園長だな。このタイトルでブログ書いたら面白いんじゃないか?それも人にインタビューしてもらって。」っておもいつきました。おもいついたら、想像を一人で膨らます前に、誰かに話すんです。この件は山田さんに話しましたよね。

 

誰かに言うのが早いんです。

 

情報収集をし、動くのではなく、恐怖心を持つ前に誰かに話すんです。

 相手にはリスクがなく、楽しいだけ。

 

山田「そうでした。」

 もし、二の足を踏んでいても

しばらくして目覚まし時計より優しく、

「あれ、どうなったの?」ってきいてくれる

 だから、気が付けば飛び込めている。

 日程、予算を考える前に動き出すのがいいです。

いずれ収穫につながります。

 

特にこのコロナ禍では

こんなこと考えている!と宣言することが大事。

 オンラインで世界中とつながってなんでもできるんですから。

 僕は今、この先、旅にいけるかどうかわからなくても、旅に行く準備を始めました。

世界にいる僕のツアーガイド仲間と一緒にフェイスブックグループを作っています。

 名付けて「五大陸の旅~空飛ぶ園長太郎と世界のガイド」

 

旅に関する面白い投稿していきますので、よかったら登録してくださいね。

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(アドレス)

Facebookグループ「五大陸 空飛ぶ園長と世界のガイド」へのご参加は下記のリンクから申請してください。  https://www.facebook.com/groups/781247549292289/?ref=share 

 

山田「でも、話す相手は選んでいるんでしょ?だって、水をさすような相手はいやですよね。」

太郎:意識してはいなかったですが、選んでいますね。みんな、ちょっと、ぶっとんだ考えのもった人ばっかりかもしれません。

 

私も、そのぶっとんだ一人に加えていただけているようです。

 

このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。

 

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