前回、大人のための森の学び舎「かえる組」を始めることにした太郎さん。
ずっと、子供の成長に興味を持ってきた太郎さんが、大人の成長をサポートする事に。
そして、その大人の成長のカギを握るのが子供。
特に、今、太郎さん自身が、ようちえんクラスからの学びがものすごくあり、
それを、子育てで悩むお母さんたちに、少しでも子供達の世界を伝えようと、森のようちえんの園長目線で情報発信し続けています。
「ようちえんクラスのブログ面白いです!太郎さんの視点から解説されると、そういうことなのかって!」
太郎:年中さんで年少さんにきつく当たっていた子がいるんですよ。その子が年長さんになったら、前にきつくあたっていた下の子の優しくなっていて、なんでかなって、みていたんです。
そしたら、その子は
「ちっちゃい子はお手伝いしなきゃいけない。」
ってことがわかったんですね。
正確には、
「ちっちゃい子」
は、年中さんも年少さんも自分より年下は全部
「ちっちゃい子」
だってわかったんです。
この子は、もともと、赤ちゃんには優しかった、そして、同年代にはきつかった。
でも、幼稚園時代の1歳って全然出来る事、違うでしょ。
みかけほぼ一緒だから、年中のときは年小の子ができないことを、
「なんで、これぐらい出来ないねん!」
といってたけど、自分より下はみんな
「ちっちゃい子」
って理解したとたん。めちゃくちゃ面倒見のいいおにいちゃんになったんです。
「でも、それって、心が成長しておだやかになったのとは違うのですか?」
太郎:それが、あいかわらず、同級生には厳しいんですよ。容赦なしなんです。
だから、
「ちっちゃい子」
の定義が分かっただけなんです。
これは、どんな子でもありうることなんです。
大人が当然とおもっている言葉を
子供は独自の理解をしている可能性がある。
どんなに簡単な言葉でもです。
だから、難しい言葉を使う時はなおさら、
大人とのコミュニケーションにおいて、
使い方エラーを起こしたりします。
言ってることとやっていることが合わないんです。
小学部になってもありますよ。
「交通費」
は、子供は今日一日つかえるお金っておもっていて、
全部つかってしまうとか。
翌日、また、
「交通費」
を子供に請求されて、親は初めてわかるんです。
言葉に誤解があることを。
とくにようちえんクラスが見ていて面白いって思いました。
僕自身の成長も面白いのかもしれません。
今まで、キャッチできなかったことが
できるようになっている。
森のようちえんの園長を
やってきたからこその視点で
子供の世界を伝えれば、
世の子育てで悩む親たちに
何か役にたつのではないかと
ようちえんクラスのブログをはじめたんです。
今後は、インスタやYouTubeにも
60秒ぐらいの動画で
上げていきます。
今の子育て世代は、インスタ見ていますからね。
20代の親からいろいろ学ばせてもらっています。
アフターコロナ時代は、下に学ぶ時代なんです。
大人に自分を見つけなおす時間ができたし、
いつも以上に時間を自分のためにつかえる。
前回、お話ししたように、
学び舎が子供達の世界から、大人の学び舎になったり。
親子クラスもすでに、
子供のためではなくて、
お母さんのためのクラスですからね。
だめっていわなくていい。
どろどろになってもいい。
喧嘩も止めなくてもいい。
一週間に1回、何をやっても笑ってゆるせる
お母さんのための4時間。
だって、言われています。(笑)
子供を先生とか師匠と呼べるようになると、
大人をもっと自由にしてあげることができるって思うんです。
子供を師匠にしてかまどご飯の炊き方を学ぶ
「かえる組」のお申し込みはこちらから
↓↓↓↓
http://eggs-nature.net/manabiya/kaeru
このブログシリーズは「さつきやま森のようちえん」の元保護者で、太郎旅の参加者でもあるライターの山田詩乃が、読者目線で、太郎さんに今、聞きたい事をインタビューし、まとめたものです。
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