2020年1月

【空飛ぶ園長 太郎のつぶやきコラム】学び時は人それぞれ。子どもが学ぶ瞬間に出会すのを待つ大人には忍耐が必要。学び舎では特にそうだと思う。周りの子と比べていけば、特にそう思うだろう。公立の学校に行っている子が掛け算をやる時、学び舎の子どもは遊んでいる。公立の学校に行っている子どもが理科の実験をしている時も、学び舎の子どもは遊んでいる。そう、常に遊んでいる。表面を見て周りと比べたら、こんな評価が来そうだ。楽をしている。遊んでいるだけ。勉強していない。逆から見てみるとこうなります。学び舎の子どもが自分の感情に向き合っている時、公立の学校の子どもは、黒板と向き合っている。学び舎このどもが友達と2時間も話し合いをしている時、公立の子どもたちは多数決をしている。どっちがいい?どっちが子どもたちのためになる?それは大人が勝手に評価して決めていることだと思う。学び舎では、自分の心と向き合うこと。周りの人の心と向き合うこと。自分のやりたいことをするために行動を起こすことをを学んでいます。ある学び舎の女の子が時計の勉強をしました。きっかけは、キッザニアでアトラクションに遅刻してできなかったことが悔しかったから。悔しい気持ちが起こったのをきっかけに、時間を知れば、もう遅刻しないって言う(自分に必要な)ことがわかって。だから30分ほどで時計の勉強終了。学ぶきっかけは、自分の中の感情に気がついて、必要なものが何かをわかるところから始める。それが学び舎の勉強のきっかけ。何歳だからこれをやるではない。だから学び舎の大人は忍耐が必要。その感情が起こるのをひたすら待つ日々だから。私の小学校の時の先生は、勉強の漢字の意味をこう教えてくれた。「勉強の勉の字の力の部分は、大人が力づくでやるから。強は「しいる」。勉強は力づくでしいること。」と言っていた。その先生にとって勉強ってそう言うもんだったんだろうな。私の心にその言葉が残って、勉強を嫌いになった時期もあった。極端な先生だったのかもだけど(笑)学び舎のお米を炊いてくれる男の子。別に誰に強いられるわけでもなく、週に2回お米を美味しく炊いてくれる。約束したわけでもない。でも彼はシクシクとそれを繰り返す。今では私よりも上手に炊くようになった。その彼の薪割りをする姿を、彼のお父さんが見てこんなことを言っていた。「彼はもう大丈夫です。」 どうしてそう思ったのかはわからないけど。きっとそうなんだと思う。勉強は強いられてやるものではない。私はそう思っている。何か感情が起こって、学びたいって思った時が学び時。学校に行ったら全てのことを知れるわけではない。学び舎に来たからすべてのことを知れるわけではない。ただ、見ていてわかっていることがある。子どもが学び時を選ぶとすごく深く理解するってこと。それも飛びっきり早いスピードで。空飛ぶ園長 太郎 【ここから宣伝】さつきやま森のようちえんのたんぽぽクラスは現在空きがあります。気になる方は1月13日以降に見学と説明会にいらしてください。問い合わせ先morino-youchien@eggs-nature.net年末年始は返信が遅くなることがあります。ご了承ください。

さつきやま森の学び舎Instagramはこちら

【空飛ぶ園長 太郎のつぶやきコラム】本が嫌いだった私。今では毎日のように本を読んでいる。最近は電子書籍が便利すぎて!! 息子たちが寝てる傍で電気もつけずに見れるし。海外にいても購入できる。しかも持ち運びはスマホだけ。だからよけいに読めてしまうのだけど。高校時代まで本なんて避けて通っていた。そのあとの専門学校時代も。上高地に行って、暇すぎて通い始めた図書館。最終的には毎週10冊くらい読むようになって。本の虫になった。一体どれほどの本を読んだのか?上高地で初めてした仕事は山小屋の管理人。暇だったんです。老後のおじいちゃんみたいな時間だった。森の中の一軒家で気の済むまで本を読むことができる環境だったんだよね。森に住みたいって思ったのがきっかけで。その山小屋に住み、半年を過ごす。冬は閉山になるから東京とかに行ったりして。後半はスキー三昧だったけど。あれほど本を読んだ時期はないな。図書館ってものにお世話になりまくってた。知り合いの司書さんができていろいろ話したり。森の中に住み、森を歩き、好きなだけ本を読んでいた20代。あの経験は私の中で大切な時間となったな。本を読むのがいいとか悪いとかではなく、楽しかったって思う。今では勉強が大好きで、気がつけば仕事に必要な情報をネットから取っているし、本も読んでいる。それは、大好きなことをしているから勝手にそうなる。昔友人が言っていた。 「夢を叶える人は頑張らない」そうなんだよね。頑張ってるつもりがなくって、楽しいからやっている。気がつけば朝まで本を読むなんてのも頑張ってない。頑張っているは、嫌なことをしているサインかもしれない。頑張らない。これは人生においてとっても大切なことだと思う。空飛ぶ園長 太郎 【ここから宣伝】さつきやま森のようちえんのたんぽぽクラスは現在空きがあります。気になる方は1月13日以降に見学と説明会にいらしてください。問い合わせ先morino-youchien@eggs-nature.net年末年始は返信が遅くなることがあります。ご了承ください。

さつきやま森の学び舎Instagramはこちら

【空飛ぶ園長 太郎のつぶやきコラム】2020年 あけましておめでとうとざいます。新しい年の初め。なにを書こうかなって思っていました。やっぱり、いい話がいいよなとか思ったり。ふと、少年時代の私の話を書こうかと思いました。なんでかって? 今とあまりに違うからです。小学校の時にやった適正テスト。どんな職業に向いているか?ってやつ。 介護とかがいいって書いてあったな。小学校の時、ずっと学級委員長をやったりしていて、まあ優等生だったし。東京ラブストーリー見て、サラリーマンになりたいなって思った。理由はあんな風にデートってもんをしてみたいってだけ。当たり前のようにサラリーマンになるって思っていたわけです。私の人生があわる一つ目の出来事。それが、体験塾との出会い。「レオぽっくる」という名前のその場所が私のその後の人生を大きく変えるんです。その場所に出会ったのは、5年生の終わりくらい。友人から「遊びの会があるから行こうよ」と言われて行ったのが始まりです。最初はなんのことかわからなかったけど、とにかく楽し場所でした。親にすぐに「入りたい!!」と伝えて、入塾させてもらえました。最初に入ったクラスは英語。と言っても教科書があるわけでもなく、ただ遊んでいるだけ。そしてすぐに山登りのクラスにも参加。あれが12歳の時だから、私が自主的に山を登り始めて、今年で33年になります。日本人の次に続けてること。日本人も辞めれますからね。そこでは、田んぼをやったり、みんなで宿泊合宿みたいなのに行ったり。とにかく遊びまくりました。毎月山に行って。化石が掘りたいって言ったら、自分で調べて企画すればいい。学び舎の原型の一つがここにあります。中3まで在校期間で、それ以降は適当な時に顔を出す。高校生になったら山には連れて行く側として企画したりして。高校生になって激しくなった親との喧嘩。まあ、反抗してましたよ。そんな時、家出先としてよくそこの先生の家に行ったな。逃げ場があってよかった。学校では勉強をして、体験塾では遊びまくって。本当にいろいろ遊ばせてもらった。本気で遊ぶってことを教わったな。今でも私が心に決めているのが。「レオの先生に羨ましがられる生き方をしよう」です。あのおじさんがじたんだして悔しがるような生き方をしようって思っています。そんなおじさんが亡くなってだいぶ経って。でも今でも心に住んでいる。あの人はしぶといな。私の師の一人。あそこで糸の切れた凧は育ったんだなって思います。空飛ぶ園長 太郎 【ここから宣伝】さつきやま森のようちえんのたんぽぽクラスは現在空きがあります。気になる方は1月13日以降に見学と説明会にいらしてください。問い合わせ先morino-youchien@eggs-nature.net年末年始は返信が遅くなることがあります。ご了承ください。

さつきやま森の学び舎Instagramはこちら