【虹色クラス(小学部)】2018年7月25日(水)

こんにちは。
園長の太郎です。
今日は特別クラスとして、みんなで大阪市にある
焼却場見学に行ってきました。
大阪に住んでいる方は知っているかもしれませんが
ユニバーサルスタジオジャパンの近くにあるあの
不思議な建物。

1つは焼却場で…
もう一つは下水処理場なんだそうです。
金沢の知人である才田春光さんに、うちの子どもたちを
焼却場に連れて行くといいかもしれないと言われ、
調べたところ見学ができることがわかり、行ってきました。
彼女の言っていた言葉を正確に覚えているわけでは
ありませんが、「ゴミの火葬場」と言うような表現を
していたと思います。
彼女は、ピールアートと言って、果物の皮などを使った
芸術作品を作っています。彼女はよく言っています。
「ゴミって、いつからゴミになるのでしょう?」
そうなんです。そのことに日常ではなかなか
気がつけないんです。
当日の朝、いつもより朝早く駅に集合したメンバー。
普通に切符を買い、ホームに上がり、電車の中でも
大騒ぎするわけでもなく、日常の姿だなぁと思います。
大阪でもう1人合流をして、
ユニバーサルスタジオの脇を通り、桜島駅に到着。
バスに乗り換えて、ごみ焼却場を目指します。
 
見えてきたのは斬新な建物。
 
「フリーメンスライヒ・フンデルトヴァッサー」
舞洲と言う環境に非常に興味を持たれていた
芸術家のデザインだそうです。
彼の住んでいたオーストリアにも同じようなデザインの
焼却場があり、姉妹提携をしているそうです。
まずは、映像でゴミ焼却場について学びます。
ここで感じたのは、子供たちにわかりやすいような映像で
説明されていたこと。
大人用の映像は別にあるそうです。

デザインの最初から見学を想定して作られていたと
言うことがよくわかりました。

その後は工場内の見学。
まずはゴミが溜まっている「ごみピット」と呼ばれる
ところに行きます。高さ40メーターほどの場所から
覗いてみると、たくさんのゴミがドンドン入ってきます。
そこに大型のゴミクレーンがあり、1回でつかめる量は
ゴミ収集車6台分だそうです。
中を見て子どもたちは、すごい匂いなんだろうなぁとか
言っていました。
だいたい20分に1回、焼却炉にゴミが入れられます。
その動きに子供たちも歓声をあげました。
ゴミの焼却温度は1000度にもなるそうで、ダイオキシン
なども燃え尽きてしまうそうです。
さらに驚いたのはごみピットの中の匂いも600度ほどで
なくなるので、その空気を使い、燃やしているとのこと。
その他いろんな説明を受けましたが、とにかく公害になるような
ものを、外に排出しないように設計されていました。
最後の方ではクイズや
クレーンの疑似体験のような装置もあった。
子供たちが最後まで飽きない仕組みが、いっぱいありました。

途中から、いつもならご飯の時間なので、「お腹がすいた~」の
大合唱が聞こえて来たのは、まぁ仕方ないのですが。

焼却場の方のご厚意で、ご飯を敷地内で食べさせて
いただき、また来た道を帰ることに。
ただまっすぐ帰ったのでは時間が余るので、どうしようかと
言う話し合いをした結果。
「電車で遠回り」
「本屋に行く」
2つに分かれて帰ることになりました。
バスに乗って、帰りは「ユニバーサルシティ駅」から、ゆめ咲線に
乗り、西九条で2つに分かれました。

電車で遠回り組は、天王寺で乗り換え大阪駅へ向かいます。
本当はもっと遠回りしたかったのですが、時間の関係で
環状線のみになりました。
 
もう1組は梅田の本屋へ。地元の本屋には無いようなものを見つけて
喜んでいたようです。
再度梅田駅で合流をして、1人はここで解散。
それ以外の子供は、ハウスの近くまで戻り解散しました。
この経験が子供たちにどんな事を残したのかは、実際に
自分が大きなゴミを出す経験をするときに、何か感じる
のかもしれません。
次は下水処理場にも行きたいと言っているので、
また行ってみたいと思います。
太郎、こーなー
 

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